こんにちは、ノーウェアマンです。
アムステルダムからの飛行機でタンザニアのザンジバルへとやってきました。
この記事では「ザンジバル空港での保険加入・アライバルビザ/空港からストーンタウンのへバス/ストーンタウンのおすすめ情報」を紹介します。
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ザンジバルってこんなとこ
ザンジバルは東アフリカ・タンザニアの沖合に浮かぶ島々の名称で、そのメインの島がザンジバル島です。ザンジバルはタンザニアの一部ではあるものの、強い自治権を持っておりザンジバル革命政府によって統治されています。
10世紀ごろからアラブ商人が定住し始め、ポルトガル、オマーン、イギリスと様々な国に支配され、奴隷貿易の拠点でもありました。イスラム文化が色濃く、タンザニア本土(カンガニーカ)とも違った独特の雰囲気があります。旧市街であるストーンタウンの街並みは世界遺産にも登録されています。現在はインド洋に浮かぶリゾート地として、主にヨーロッパからの観光客から人気があります。

実は私はかつてタンザニア(内陸部)に在住していたこともあり、ザンジバルには休暇で何度も訪れていました。タンザニア本土とは違う文化と、なんと言っても白いビーチと青い海は「楽園」のようで、私のお気に入りの場所のひとつです。
ザンジバル空港から入国
ザンジバル空港からタンザニアに入国する際2つの手続きが必要になります。「保険の加入」と「ビザの取得」です。どちらも事前に手続きを行うことが可能ですが、到着時にも行えました(2024年12月)。
保険の加入
2024年10月よりザンジバル渡航には「インバウンド向け海外旅行保険加入」が義務化されました。加入は在日本タンザニア大使館のホームページに記載されたQRコードやZIC(Zanzibar Insurance Corporation)のホームページから行うことができます。保険料は44USドルです。
事前加入がおすすめですが、到着時にも手続きは行えます。ザンジバル空港では、飛行機から降りた直後に保険加入の有無を確認されました。
私は加入していなかったので、そばのカウンターに通されWifiをつないでオンラインで手続き・支払いを行いました。結局オンラインで行うので事前に加入しておくのと変わりません。
多くの人が事前に加入しているようですが、加入していない人も何人かいて到着時に手続きをしていました。加入したことが確認されたら、入国審査へと進めます。

【保険加入していないと搭乗拒否!?】
私はアムステルダムからザンジバルまではTUIという航空会社を利用しました。搭乗直前のチケットとパスポート確認の際に保険加入の有無も確認され、「保険加入してないなら乗せられない」と告げられました。
しばらく待たされながら「現地で取れるはずだ」と航空会社スタッフを説得し、「何か問題あっても航空会社は責任を負わない」という書類にサインすることで搭乗できました。この時は保険開始から間もない時期だったので情報が錯綜してたのかもしれません。トラブルを避けるためにも事前に保険は加入しておくことをおすすめします。
ビザの取得
タンザニア入国にはビザが必要です。事前取得も可能ですが、アライバルビザも取得できます。
タンザニア政府は2024年11月30日以降アライバルビザの廃止をアナウンスしましたが、廃止は一旦保留となっています(※参照:在タンザニア日本大使館)。つまりアライバルビザは継続中ということですが、状況が突然変わる可能性も大いにあり得ます。ビザは事前取得がおすすめです。
私がザンジバル空港に着いた時は年末で、ビザの取得には長蛇の列ができていました。列に並ぶ前に「ビザ申請書」に必要事項を記入しておきます。


アライバルビザ申請に顔写真は必要ありませんでした。支払いはビザ申請とは別のカウンターで行います。観光ビザ代は90日有効で50USドルでした。クレジットカード払いもできました。
ビザを取得し、入国審査へ。入国審査はあっさりしていて、帰りのチケットなどは確認されませんでした。飛行機を降りて入国するまで1時間半かかりました。
荷物を受け取って外へ出ます。空港には両替所・ATMがあります。

空港からストーンタウンへ
ストーンタウン行きのバス乗り場
ストーンタウンへのバスは空港前の道路を10分ほど歩いたところにあります。道路がつきあたったあたりにマイクロバスが停まっています。見ただけではどこに行くバスかわからないのでドライバーに「ストーンタウン?」と確認した方がいいでしょう。ストーンタウンまでのバス代は500タンザニア・シリング、現金のみです。

ストーンタウンのバス乗り場
ストーンタウンには20分ほどで着きました。ストーンタウンから少し離れたところで降ろされます。ここからストーンタウンの入り口までは5分ほどです。

ストーンタウンのおすすめスポット
ストーンタウンはザンジバル島の西に位置する旧市街で、世界遺産に登録されています。昔からアラブ人に支配されたこともあり、イスラム文化圏で見られる迷路のような街並みが特徴です。

実はロックバンド・クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーはザンジバルのストーンタウンで生まれ育ち、ストーンタウンには彼のミュージアムもあります。
ストーンタウン街歩き
ストーンタウンは歩くだけで楽しいです。迷路のようになってあてもなく歩くのがおすすめです。お土産屋さんだけでなく、地元の人の生活も垣間見れます。市場にはカラフルな野菜・魚などが並び活気があふれています。

またザンジバル特有の「ザンジバルドア」もよく目にします。美しい独特の彫刻がほどこされています。

Christ Church Cathedral
この大聖堂はかつて「奴隷市場」として使われていました。奴隷が収容されていた独房にも入ることができ、悲惨な歴史を学ぶことができる場所です。

フォロダニ公園
ストーンタウンの海沿いのフォロダニ公園は街歩きの休憩や海を眺めるのにおすすめです。夜になると屋台が並び、シーフードの串焼きやザンジバル風ピザなど楽しめます。

ザンジバルおすすめのレストラン
The Passing Show Restaurant
ローカルレストランですが、観光客にも人気です。スパイスの効いたビリヤニはおすすめです。ダルエスサラームへのフェリー乗り場からも近いです。

おわりに
この記事では「ザンジバル空港での保険加入・アライバルビザ/空港からストーンタウンのへバス/ストーンタウンのおすすめ情報」を紹介しました。
タンザニアに入国するにも高額なビザが必要な上に、ザンジバルに行くにも「保険加入」が強制されるようになり、ただでさえ観光地でお金のかかるザンジバルがさらにお金がかかる場所になりました。日本から遠い上、気軽に来れる場所ではなかなかないですね。それでもこのザンジバルは魅力ある場所だと思います。
次回の記事では「ザンジバル・パジェへバス移動/パジェのおすすめ宿情報」を紹介したいと思います。
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