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プエルト・ナタレス〜ウシュアイアをバスで移動する方法|ルート・料金・体験レポ

プエルト・ナタレス〜ウシュアイアをバスで移動する方法|ルート・料金・体験レポ
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パタゴニアのハイキング拠点「プエルト・ナタレス」から、南米最南端の街「ウシュアイア」へは飛行機だけでなく、バスでも移動が可能です。

ただし、直通便はなく最低2日間をかけてプンタ・アレナス経由で移動する必要があります。さらに、曜日によっては直通バスが運行していないため、リオ・グランデでの乗り継ぎが必要になる場合も。

本記事では、私が実際にプエルト・ナタレス→プンタ・アレナス(1泊)→ウシュアイアと移動した様子を詳しくレポート。所要時間・料金・チケット予約方法から、国境越えやフェリー横断の流れまでまとめました。

※料金などの情報は2025年3月のものです。この記事では2025年3月の公式レートで1チリペソ(CLP)=0.16円で計算しています。

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プエルト・ナタレス〜ウシュアイア|飛行機・バスでの行き方

直通バスは存在せず、プンタ・アレナス経由が必須

プエルト・ナタレス (Puerto Natales)からウシュアイア(Ushuaia)に行く場合、飛行機かバスとなります。

プエルト・ナタレスからウシュアイアへの飛行機の直通便はありません。飛行機を使う場合、

  1. アルゼンチンのエルカラファテまでバスで行き、ウシュアイア行きの飛行機に乗る
  2. プンタ・アレナスまでバスで行き、飛行機でプエルト・ウィリアムスまで行って対岸のウシュアイアまでフェリーまで行く

というのが考えられます。

いずれにせよバスに乗らなくてはいけず、なるべく陸路で移動したかったので、私はバスで行くことにしました。しかしプエルト・ナタレスからウシュアイアへの直通バスもありません

プンタ・アレナスで1泊&乗り換えが必要

プエルト・ナタレスからウシュアイアにバスで行く場合、プンタ・アレナス(Punta Arenas)で乗り換えが必要です。

プエルト・ナタレスからプンタ・アレナスまでのバスは1日10便近く運行されています。しかしプンタ・アレナスでの接続が悪いため、ウシュアイアのバスに乗るためにはプンタ・アレナスで1泊しなくてはいけませんでした。

プンタ・アレナス〜ウシュアイア直通バスの注意点(曜日運行)

またプンタ・アレナスからウシュアイアまでの直通バスがあるのは毎日でなく、9月〜4月の夏の間の月・水・金曜日にしか運行していません(※Bus-surの場合)。直通便は1日1、2便です。それ以外の曜日はアルゼンチンのリオ・グランデ(Rio Grande)で乗り換える必要があります。

冬の場合は直通すらなく、接続便も限られています。チケット購入の際は事前の確認が必要です。

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チケット購入方法(Bus-sur公式サイト)

チケットは事前にBus-surの公式サイトで購入できます。またバスターミナルで直接購入することもできます。

Bus-surの公式サイト

プエルト・ナタレス→プンタ・アレナス
料金:8,000CLP(約1,280円)
時間:3時間15分

プンタ・アレナス→ウシュアイア
料金:58,000CLP(約9,280円)
時間:10時間

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1日目|プエルト・ナタレスからプンタ・アレナスへ

移動時間とバスの様子

プエルト・ナタレスのバスターミナルを10:00に出発するバスに乗りました。

バスは広々としており、トイレもついています。

バスからはパタゴニアの広大な景色。

バスは休憩することなく、3時間ほどでプンタ・アレナスに着きました。バスはバスターミナルではなく、Bus-surのオフィスに行きます。ウシュアイアまでのバスもここから出発するので、宿はBus-surのオフィスの近くに泊まることをおすすめします。

宿泊したホテルと立地

Alojamiento emilia house y camping

Alojamiento emilia house y camping
・立地:Bus-surから徒歩14分(1km)
・料金:1,5470CLP(約2,475円)※2025年3月
・設備:Wi-Fi、キッチン、共用スペース、中庭、キャンプサイト

宿の様子

外観はシンプルで宿とはわかりにくいです。

キッチンはこじんまりとしていますが、設備は整っています。

中庭もあり、奥にはキャンプサイトもあります。

泊まった感想

Booking.comでのレビューが悪く、「ただ1泊泊まるだけだから、バス乗り場から近いとこがいい」という理由であまり期待していませんでした。しかし特段何かいい点があるわけでもありませんが、悪くもありませんでした。

Bus-surのオフィスまでは割と近く、歩いて15分です。大きなスーパーも徒歩圏内にあります。1泊泊まるだけなら、別に問題ないと思います。キャンプサイトもあるので、テントを持っていて安く済ませたいなら利用してみてもいいかもしれません。

プンタ・アレナス散策(海岸散歩など)

プンタ・アレナスはマゼラン海峡に面しており、かつては交通の要衝として栄え古い街並みや博物館が残っています。現在は南極大陸への「空の玄関口」として有名で、世界各地から観光客が訪れています。

プンタ・アレナスは通過地点で特に調べもしなかったので、少し散策しただけで終わりました。街の雰囲気はとても良かったので、街を歩いてみるのもおすすめです。

マゼラン海峡にかかる虹と巨大な客船が印象的でした。

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2日目|プンタ・アレナスからウシュアイアへ

バスの設備とサービス(昼食付き)

Bus-surのオフィスへ行き、8:00発のバスに乗りました。バスはは広々としており、トイレもついていました。

午後にはランチも配られました。

フェリーでマゼラン海峡を渡る(ペンギン目撃も!)

バスはプンタ・アレナスを2時間半走ってマゼラン海峡のフェリー乗り場へ。ここでフェリーをしばらく待ち、乗客はバスから降りてカフェなどに立ち寄よることができます。

フェリーが来たらバスに再び乗ってバスごとフェリーへ。フェリーではバスに乗ったままでもいいですが、フェリー内のカフェやトイレなどを利用できます。

甲板からはマゼラン海峡を見渡せました。そして海に何やら泳ぐ生き物が…ペンギン!?見えたのは一瞬でしたが、波にもまれながら泳ぐペンギンたちの姿は感動的でした(写真はありません)。

フェリーは40分ほどで対岸のフエゴ島へ。乗客はバスに戻り、バスはそのままフェリーを出て走り出しました。再びパタゴニアの広大な風景の中を走って行きます。

アルゼンチン国境越えの流れ

フエゴ島に入り2時間ほどでチリ側のイミグレーションへ。乗客は降りて出国手続きを行います。そして再びバスに乗り国境を越えてアルゼンチン側のイミグレーションへ移動。入国審査は問題なくスムーズでした。

長時間移動を経てウシュアイア到着

アルゼンチンに入ったら、途中でランチが配られながら先に進みます。それまで平地を走っていましたが、ウシュアイアに近づくにつれて山道を走るようになり、湖も見ることができました。

そしてウシュアイアへ到着。バスは街中のバススタンドまで行きました。プンタ・アレナスから10時間半という長旅でした。

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まとめ|移動のコツと注意点

プエルト・ナタレスからウシュアイアへは、直通バスがなく最低2日間かかります。

  • プンタ・アレナスでの1泊は必須
  • 直通バスの曜日に注意(月・水・金のみ
  • チケットはBus-sur公式サイトで事前購入可能
  • フェリー横断や国境越えなど、飛行機では味わえない「南米らしい旅体験」ができる

長時間移動は大変ですが、そのぶんペンギンとの遭遇や広大なフエゴ島の景色など、忘れられない体験が待っています。南米最南端を目指すなら、ぜひバス旅を選んでみてください。

ウシュアイアの観光ガイドはこちらから
➡︎【ウシュアイア観光ガイド】「世界の果て」の街おすすめスポットと街歩きの楽しみ方

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