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ペリト・モレノ氷河完全ガイド|エル・カラファテからの行き方・バス料金・入場料・体験レポ

ペリト・モレノ氷河完全ガイド|エル・カラファテからの行き方・バス料金・入場料・体験レポ
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パタゴニアを訪れるなら絶対に外せない観光スポットが、エル・カラファテから日帰りで行ける「ペリト・モレノ氷河」です。巨大な氷壁が轟音を立てて崩れる迫力は圧巻です。

この記事では、氷河の基本情報、エル・カラファテからの行き方、バスや入場料のチケット購入方法、そして実際に訪れた体験談を紹介します。これから訪れる方の旅の参考にしてください。

※料金などの情報は2025年2月のものです。この記事では2025年2月の公式レートで1ペソ=0.144円で計算しています。アルゼンチンではインフレにより物価が短期間で上昇しているので料金が最新ではない場合があるのでご注意ください。

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ペリト・モレノ氷河の基本情報と特徴

アルゼンチンのパタゴニア地方に位置するロス・グラシアレス国立公園には47もの氷河が存在し、その中で最も有名なのがペリト・モレノ氷河

ペリト・モレノ氷河は全長約35km、面積約250km²という巨大な氷河です。しかも1日約2m移動しており、「生きている氷河」とも呼ばれています。近年の地球温暖化の影響で後退する氷河が多い中、パタゴニアにおいても後退していない氷河というのは珍しいです。

ペリト・モレノ氷河はアクセスもよく氷河の目の前まで行け、氷河トレッキングやクルーズなどのアクティビティも楽しめるパタゴニアを代表する観光地です。12〜3月の夏の間は氷河が崩落する瞬間を間近で見れる世界的にも珍しい場所です。

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ペリト・モレノ氷河への行き方とベストシーズン

ペリト・モレノ氷河への行き方

ペリト・モレノ氷河へはエル・カラファテからバス、タクシー、ツアー、レンタカーなどでアクセスできます。エル・カラファテからペリト・モレノ氷河までは約1時間半かかります。

個人でかつ安くペリト・モレノ氷河まで行きたいならバスがおすすめです。バスは複数のバス会社から出ており、バスターミナルや宿泊先のホテルから乗車できます。

ベストシーズン

ペリト・モレノ氷河のベストシーズンは南半球の夏である12月〜3月です。夏の間は観光客も多いですが、気候もよく湖に崩落する氷河を見れる機会も多いです。

夏以外でも行くことはでき、人が少ないのでのんびり静かに過ごせるとは思います。ただ冬の間はバスがなかったりツアーなどが開催されなかったりすることもあるので事前の確認が必要です。

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チケットの買い方|バス+国立公園入場料

バス

多くのホテルでバスは予約可能で、ホテルの前でピクアップしてくれます。しかしホテルで予約すると手数料がかかるので、安くバス代を購入したい場合はバスターミナルで料金を検討してみることをおすすめします。

エル・カラファテからペリト・モレノ氷河へのバス
・料金:往復40,000〜45,000ペソ(6,000円前後)※2025年2月
・時間・本数など:朝エル・カラファテ発・午後エル・カラファテ戻り/昼エル・カラファテ発・夕方エル・カラファテ戻り
・出発:バスターミナル・ホテル(バス会社による)

多くのバス会社がエル・カラファテを8〜9時に出発し、15〜16時にエル・カラファテに戻ってきますが、バス会社によっては昼発の便もあります。滞在先のホテルまでピックアップしてくれるバス会社もありますが、追加料金が必要になる場合があります。

エル・カラファテのバスターミナル

国立公園入場料

ペリト・モレノ氷河はロス・グラシアレス国立公園に位置するため、入場料が必要です。

ロス・グラシアレス国立公園入場料:45,000ペソ(約6,500円)※2025年2月

チケットは当日国立公園へ入場する時に購入することができます(バスで行っても時間が確保されています。)しかし入場ゲートではクレジットカードの読み取りエラーが多いので現金を用意していた方がいいです。チケットはオンラインで購入可能です。

アルゼンチンの国立公園への入場料は2日目は半額になります。なので2日連続ペリト・モレノ氷河へ行ったり、同じロス・グラシアレス国立公園のフィツロイ・ハイキングへ翌日行ったりする場合は入場料は半額になります。1日目のチケットは取っておきましょう。

ペリト・モレノ氷河に行くにはいくら?

ペリト・モレノ氷河に行くにはバス代が往復で約6,000円で、入場料も約6,500円かかり合計で12,500円かかります(※2025年2月)。安く行けるバスで行っても1万円以上はします。

しかもアルゼンチンでは物価の上昇が激しく、年々バス代や入場料は値上がりしているので今後さらにお金がかかる可能性もあります。

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実際に行ってみた体験レポ

エル・カラファテからペリト・モレノ氷河へ

私が乗ったバスは8:30にバスターミナルを出発し、16:00にエル・カラファテへ戻ってくるバスです。チケットは前日にバスターミナルのバス会社のオフィスで購入しました。

バスからはアルヘンティノ湖(Lago Argentino)と背後の山々の景色が見えます。

入場ゲートでチケット確認

バスは入場ゲートで乗客を降ろし、チケットがない人はオフィスへ購入しに行きました。他のバス会社のバスやツアー客なども並ぶため少し時間がかかります。

私はオンラインで事前に入場チケットを購入していたので、バスまで来た国立公園スタッフにオンラインチケットを提示するだけで大丈夫でした。

公園内へ、バス乗り場

入場ゲートでチケットの確認が終わり、乗客全員が戻ってきて再び出発。ここから30分かけてバス乗り場へ到着。バスは氷河から離れたところまでしか行きません。

帰りもこのバス乗り場から同じ会社のバスに乗って帰ります。なので自分が乗ってきたバスがどんなバスだったかきちんと覚えておく必要があります。

このバス乗り場にはトイレやレストランなどがあります。ここからメインの氷河展望エリアへは徒歩無料シャトルバスで行けます。徒歩で行くと1時間半かかります。私は無料シャトルバスで行きました。シャトルバスは10分ほどで氷河展望エリアへ着きます。

ペリト・モレノ氷河のマップ。右下がバス乗り場

いよいよペリト・モレノ氷河へ

メインの氷河展望エリアへ着いたのは11:00ごろで、エル・カラファテを出てすでに2時間半経っていました。帰りのバスが14:30なのでバス乗り場に戻る時間を考えると、氷河を見ることのできる時間は3時間ほどです。

正直「時間は余るだろう」と思っていました。「氷河なんて一目見たらいいだろう」と。しかしですね..3時間じゃ時間は足りませんでした

まずシャトルバスを降りて展望エリアから見えた氷河の迫力に思わず興奮。

展望エリアを歩き近づいていきます。展望デッキはウッドデッキで非常に歩きやすいです。

さらに近づき氷河を観察。その規模といい形といい圧倒されます。予想以上に見入ってしまい、ずっと見ていても飽きません。

しかし「時間が足りない」と感じたのは、「氷河を眺めて楽しむ時間」だけではありません。「氷河の崩壊の瞬間を待つ時間」です。

ときおり氷河が音を立てて湖に崩落します。その瞬間を見ようと、多くの人がデッキの上から見守っていました。私も次はどこが崩れるか予想しながら、その瞬間を待ちました。そして…あたりに響く轟音と共に氷河が崩落。予想した場所とは外れましたが、この瞬間は思わず興奮します。

氷河が崩れ落ちる瞬間を待つのも楽しい

正直この「氷河の崩壊の瞬間を待つ時間」が楽しく、あっという間に時間が過ぎました。ただこの待つ時間は寒いので夏でも防寒着があった方がいいですね。

そしてあっという間に帰りの時間に。再び無料シャトルバスに乗ってバス乗り場へ移動。来た時と同じバスに乗ってエル・カラファテへと戻りました。

正直あまり期待していなかったペリト・モレノ氷河。しかし予想以上のスケールと迫力でずっと見ていても飽きません。そして氷河が崩落する瞬間も興奮ものです。自然の凄さに圧倒されました。ペリト・モレノ氷河はお金はかかりますが、行く価値はあると思います。

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バスでのペリト・モレノ氷河観光の注意点と持ち物

実際に行ってみて感じた、ペリト・モレノ氷河へバスで行く際の注意を挙げておきます。

氷河を見れる時間は短い

バスで行くと氷河を見れる自由時間は3〜4時間です。バスではエル・カラファテからペリト・モレノ氷河のバス乗り場まで約2時間かかりました。入場ゲートでチケットを買うのに意外と時間がかかります。さらにバス乗り場から氷河展望エリアまで離れているので、シャトルバスや徒歩での移動が必要です。

もしバス乗り場から徒歩で展望エリアへ行くなら1時間半かかるので、氷河を見れる時間は減ってしまいます。歩きたいという人は片道だけ歩くようにして、行きか帰りはシャトルバスを使うのがおすすめです。

昼ごはん・飲み物は各自で用意

昼ごはんや飲み物は自分で用意する必要があります。バス乗り場周辺にも売店やレストランはあります。バスで行く場合は時間が限られているので、事前に準備しておくのがおすすめです。

夏でも防寒着は必要

ペリト・モレノ氷河は高緯度に位置している上に、氷河自体からの冷気のために夏でも寒く感じます。私が行ったのは2月(北半球の8月)でしたが、日があたっても寒くて防寒着を着込んでいました。特に氷河の崩落を待つ時はじっとしていてかなり寒いのでダウンジャケットやニットキャップ、手袋など防寒着があると快適です。

また氷河が眩しいのでサングラスがあると、目に負担をかけずに氷河を楽しめます。

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まとめ|ペリート・モレノ氷河は高いけど行く価値あり

ペリト・モレノ氷河は、エル・カラファテから日帰りで行けるパタゴニア屈指の観光スポットです。バス代と国立公園入場料で1万円以上かかりますが、その迫力あるスケールと氷河の崩落シーンは他では体験できません。

パタゴニアを訪れるならペリト・モレノ氷河は「絶対行っておいたほうがいい場所」なので、おすすめです。

エル・カラファテのおすすめの宿はこちら

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