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【山旅】上高地から室堂、北アルプス縦走7泊8日/2020年夏

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2020年9月の初旬に上高地から室堂、そして黒部ダムまで7泊8日かけて縦走しました。この記事ではその記録を紹介します。

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今回のルート

当初の予定では10日間で立山と剱岳まで歩く予定だったのですが、最後の2日間は台風により断念し室堂まで来て下山しました。ソロでの山行で、全泊テント泊です。

【北アルプス上高地〜室堂7泊8日】
1日目:上高地〜岳沢〜奥穂高岳〜穂高岳山荘(テント泊)
2日目:穂高岳山荘〜北穂高岳〜槍ヶ岳山荘⇄槍ヶ岳(テント泊)
3日目:槍ヶ岳山荘⇄槍ヶ岳〜双六岳〜三俣蓮華岳〜三俣山荘(テント泊)
4日目:三俣山荘〜鷲羽岳〜高天原温泉〜雲ノ平山荘(テント泊)
5日目:雲ノ平山荘〜太郎平〜薬師峠(テント泊)
6日目:薬師峠〜薬師岳〜スゴ乗越小屋(テント泊)
7日目:スゴ乗越小屋〜五色ヶ原〜室堂(雷鳥沢テント泊)
8日目:室堂〜浄土山〜一ノ越〜黒部ダム

距離:80.7km
上り:9104m/下り:9038m

1日目:上高地〜岳沢〜奥穂高岳〜穂高岳山荘(テント泊)

【1日目:上高地〜岳沢〜奥穂高岳〜穂高岳山荘(テント泊)】
距離:7.3km
のぼり:1765m/くだり:280m
YAMAPのコースタイム:8:50
私のコースタイム:5:15(休憩含む)

9:00 上高地

上高地を出発した時は快晴でした。

10:30 岳沢小屋

岳沢あたりまで来てから山に雲がかかり始めてきました。岳沢から重太郎新道という急登が始まります。かつて逆ルートで下りてきたことはあったのですが、その時は「これを登るのはさぞかしきついだろう」と他人事のように登ってくる登山者を憐んでいたのですが、その通りきつかったです。

12:30 紀美子平

紀美子平から吊尾根が始まります。周りはガスで何も見えないので、登ったことある前穂高岳はパスしました。

13:50 奥穂高岳

奥穂高岳からは何も見えませんでした。奥穂は2度目だったのですぐに穂高岳山荘へ向かいました。

14:15 穂高岳山荘

この日は穂高岳山荘のテント場を利用しました。

2日目:穂高岳山荘〜北穂高岳〜槍ヶ岳山荘⇄槍ヶ岳(テント泊)

【2日目:穂高岳山荘〜北穂高岳〜槍ヶ岳山荘⇄槍ヶ岳(テント泊)】
距離:6.6km
のぼり:1141m/くだり:1051m
YAMAPのコースタイム:9:20
私のコースタイム:7:50(休憩含む)

5:40 穂高岳山荘

この日は雲海からの朝日が拝めました。

涸沢岳〜北穂高岳は、この後通る大キレットほどではないですが注意が必要です。

7:15 北穂高岳

ここから大キレットが始まります。私は初めての大キレットでしたが、なかなかスリリングでした。ここに登山道を作った人がすごいなと感心してしまいます。

9:45 南岳

大キレットを無事に越え、南岳に着く頃にはガスに覆われていました。

12:20 槍ヶ岳山荘
12:35 槍ヶ岳

私は山荘までは来たことがあったのですが、槍ヶ岳は今回は初登頂です。何も見えませんでした。

13:30 再び槍ヶ岳山荘

この日は槍ヶ岳山荘テント場を利用しました。

3日目:槍ヶ岳山荘⇄槍ヶ岳〜双六岳〜三俣蓮華岳〜三俣山荘(テント泊)

【3日目:槍ヶ岳山荘⇄槍ヶ岳〜双六岳〜三俣蓮華岳〜三俣山荘(テント泊)】
距離:11.1km
のぼり:999m/くだり:1535m
YAMAPのコースタイム:7:15
私のコースタイム:7:40(槍ヶ岳山荘でのテント撤収時間、休憩含む)

5:00 再び槍ヶ岳

朝日を拝むために再び槍ヶ岳へ。雲海と朝日というパーフェクトな景色でした。

5:45 槍ヶ岳山荘から西鎌尾根へ

山荘に戻りテントを撤収して西鎌尾根を歩いていきます。

9:30 双六山荘

双六山荘を通りすぎ、双六岳へ。

双六台地を歩くのはとても気持ちよかったです。

10:40 双六岳

双六岳からの景色もすばらしい。

11:40 三俣蓮華岳

三俣蓮華岳からの道から三俣山荘鷲羽岳がよく見えました。

12:20 三俣山荘

この日は三俣山荘のテント場を利用しました。

4日目:三俣山荘〜鷲羽岳〜高天原温泉〜雲ノ平山荘(テント泊)

【4日目:三俣山荘〜鷲羽岳〜高天原温泉〜雲ノ平山荘(テント泊)】
距離:12.1km
のぼり:1171m/くだり:1159m
YAMAPのコースタイム:8:37
私のコースタイム:8:45(温泉、休憩含む)

6:15 三俣山荘

テントを撤収し、鷲羽岳を目指します。この日は九州に通過中の台風の影響で稜線上は非常に強風でした。

7:20 鷲羽岳

あまりにも風が強いのですぐに先へ進みました。

8:00 ワリモ北分岐

ここから高天原温泉を目指します。谷に下りると風は収まりました。

9:15 水晶池

水晶池に立ち寄りました。

9:50 高天原

高天原高天原山荘を通過し先へ進みます。

10:10 高天原温泉

「日本最奥の温泉」高天原温泉へ着きました。ここでひとっ風呂浴びていきました。この時は他に誰もいませんでした。

沢沿いにも野湯があるのですが、こちらには入りませんでした。

温泉を後にし、雲ノ平を目指します。

11:30 高天原峠

高天原から雲ノ平へは結構急でした。温泉で流した汗はすっかり元に戻りました。

13:00 雲ノ平山荘

雲ノ平は「日本最後の秘境」と呼ばれ、一度は訪れたいと思っていました。私はこの景色と山荘の雰囲気にすっかり惚れ込んでしまいました。思わず山荘で昼食を食べてしまいました。

14:30 雲ノ平キャンプ場

テント場は山荘から30分離れたところにあります。

祖父岳

祖父岳まで足をのばしました。

5日目:雲ノ平山荘〜太郎平〜薬師峠(テント泊)

【5日目:雲ノ平山荘〜太郎平〜薬師峠(テント泊)】
距離:9.6km
のぼり:603m/くだり:867m
YAMAPのコースタイム:6:14
私のコースタイム:5:45(休憩含む)

6:30 雲ノ平キャンプ場

黒部五郎岳がきれいに見えました。

7:45 祖母岳

雲ノ平をじっくりと味わいました。祖母岳まで来て先へ進みます。

9:10 薬師沢小屋

沢の水で冷えた飲み物が美味しそうです。

太郎平へと向かいます。途中笹藪が広がっていました。

10:50 太郎平小屋

太郎平小屋まできました。太郎山まで足をのばし、小屋で昼食を食べました。

13:15 薬師峠

薬師峠のテント場は太郎平小屋から20分ほど歩きます。

6日目:薬師峠〜薬師岳〜スゴ乗越小屋(テント泊)

【6日目:薬師峠〜薬師岳〜スゴ乗越小屋(テント泊)】
距離:7.4km
のぼり:747m/くだり:769m
YAMAPのコースタイム:5:05
私のコースタイム:5:20(休憩含む)

6:00 薬師峠

テントを撤収し薬師岳を目指します。天気が良く気持ちがよかったです。

7:00 薬師岳小屋

薬師岳小屋を通過します。

7:40 薬師岳

山頂からは360度パノラマビューが楽しめました。富山の街富山湾まで見渡せ、山頂に長居してしまいました。

8:45 北薬師岳

北薬師岳へと行き先へ進みます。遠くに剱岳・立山を望み、非常に気持ちよい山歩きでした。

11:20 スゴ乗越小屋

スゴ乗越小屋にはチベット仏教の祈祷旗タルチョがはためいており、ネパールに迷い込んだかのようです。

テント場は数分離れたところにあります。この日テント場利用は私一人でした。

7日目:スゴ乗越小屋〜五色ヶ原〜室堂(雷鳥沢テント泊)

【7日目:スゴ乗越小屋〜五色ヶ原〜室堂(雷鳥沢テント泊)】
距離:13.4km
のぼり:1605m/くだり:1596m
YAMAPのコースタイム:10:16
私のコースタイム:6:40(休憩含む)

6:00 スゴ乗越小屋

スゴ乗越小屋を後にします。この日は台風が近づいている影響で強風でした。

6:45 スゴノ頭付近

スゴノ頭にはいけませんでした。

7:35 越中沢岳
9:10 五色ヶ原山荘

五色ヶ原山荘を通過します。五色ヶ原では風が強く、ガスに覆われていました。

10:30 獅子岳

雷鳥に遭遇しました。

11:45 一ノ越

室堂が見渡せます。

12:40 雷鳥沢キャンプ場

この日は雷鳥沢キャンプ場を利用しました。

極楽の湯

高天原温泉以来の風呂でした。露天風呂から立山も眺められ非常にいい湯でした。

8日目:室堂〜浄土山〜一ノ越〜黒部ダム

【8日目:室堂〜浄土山〜一ノ越〜黒部ダム】
距離:12.8km
のぼり:1070m/くだり:1776m
YAMAPのコースタイム:7:42
私のコースタイム::(休憩含む)

6:20 雷鳥沢キャンプ場

キャンプ場を後にし、ミクリガ池を通過します。

8:05 浄土山
8:25 一ノ越

当初の予定では立山と剱岳まで行く予定でした。しかし台風が近づいている影響で、風が非常に強くあきらめて下山することにしました。

11:40 黒部ダム

一ノ越から黒部ダムまで歩きました。これにて7泊8日の大縦走が終了です。

北アルプス縦走7泊8日を終えて

私にとって北アルプスでここまで長い縦走をするのは始めて、歩く前は不安でした。特に何か危ないこともなく、怪我もなく歩ききったのでよかったです。

1週間も山を歩いていると、「山の天気というのはこんな風に変わっていくのか」と天気のリズムというのがわかってきておもしろかったです。雲の動きを眺め、よく気にしていました。長く山を歩けば、天気がよくない日にも当たってしまします。自然の素晴らしさと同時に自然の怖さというものも体感できました。

またこれだけ長い縦走をすると登山道と山小屋のありがたさというものが身にしみてわかります。登山道がなければこんな縦走はできないし、食べ物や水場も用意してもらっているのは非常に助かります。登山道を作り、整備し、山小屋を運営している人たちへは尊敬の念を抱かずにはいられません。

この記事では2020年9月の初旬に上高地から室堂そして黒部ダムまで7泊8日で歩いた記録を紹介しました。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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