こんにちは、ノーウェアマンです。
モロッコのトドラ渓谷からメルズーガへと移動してきました。メルズーガへ来た目的は「サハラ砂漠」。
この記事では「メルズーガからツアーなしでサハラ砂漠のさまよい方」を紹介します。
前回の記事では「トドラ渓谷からメルズーガへバス移動/メルズーガの宿情報」を紹介しました。
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メルズーガってこんなとこ
メルズーガはモロッコの南東部に位置し、アルジェリアとの国境までは約50kmです。サハラ砂漠の端に位置し、またサハラ砂漠で最も高い砂丘の一つであるエルグ・シェビ砂丘が近く、サハラ砂漠ツアーの拠点の街として知られています。
メルズーガからサハラ砂漠に行くには?
メルズーガにはたくさんのツアー会社があり、砂漠ツアーを企画しています。「砂漠でキャンプして星空を見る」とか「ラクダに乗って砂漠をさまよう」みたいなツアーがあります。おそらくメルズーガに来る99%の観光客が砂漠目当てで、そのほとんどがツアーに参加するんじゃないでしょうか。そういうツアーも素敵だと思います。
ただ私はそういうツアーには魅力を感じません。できれば自分の力で旅したい。それにメルズーガでは「砂漠を見れればそれでいい」と思っていました。昔インドの砂漠でラクダに乗って5分で飽きたのでラクダは論外です。なので「自力で砂漠に行く」ことにしました。
歩いてサハラ砂漠へ行ける!?
メルズーガからサハラ砂漠へは歩いていけます。なぜならメルズーガの街にサハラ砂漠が隣接しています。
衛生写真を見ると「え!?これがサハラ砂漠!?ちっちゃ!!」って思うと思います。一応これでも広大なサハラ砂漠の一部の「大砂丘」なんです。
メルズーガやその周辺の街からのツアー会社がこの砂丘をウロチョロして「サハラ砂漠ツアー」と称しているかは知りませんが、歩いていくにはちょうど良い大きさです。というか砂漠を体感するにはこの大きさの砂丘でも十分過ぎるぐらいです。
歩いてサハラ砂漠に行ってみた
私が泊まってる宿は街の端っこなので、歩いて5分ほどで砂漠の入り口にたどり着きました。

出勤途中のラクダ使いにもお目にかかれました。

街の近くはバギーや車の跡がたくさん目につきました。バギーや車が突然砂丘の裏から飛び出してくるかもしれないので注意が必要です。

少し歩けばこの景色。これだけでも十分ですが、さまよい続けました。

山のような砂丘のてっぺんを目指しました。やっぱ山好きは頂上が気になります。

急斜面は砂に足が取られ、靴の中は砂まみれになります。

砂丘の稜線は風が強く、砂があたって痛かったです。

遠くにはメルズーガの街が見えました。風が強いので引き返しました。からだ中砂まみれです。

街にある塔などを目印にして歩いていきます。

街へと戻ってきました。2、3時間はさまよっていたでしょうか。
夕方もサハラ砂漠へ散歩
夕方も夕陽を見にサハラ砂漠へ散歩に行きました。ラクダツアーもやっているようでした。昼間ほど奥へは行きませんでした。

夕方は昼間に比べて、ラクダツアーやバギー、車を乗り回す地元の若者などが多くなるので注意が必要です。
サハラ砂漠をさまよう時の注意点
実際にサハラ砂漠をさまよってみて私が感じた注意点を挙げておきます。砂漠はさまざまな危険性をはらんでいます。自力で砂漠をさまようのは「自己責任」というのが前提です。
靴に砂が入るのはしかたがない
砂漠を歩くと靴に砂が入るのはしかたがないです。でも裸足になるのはやめたほうがいいです。どんな危険生物がいるかわかりません。
それにビールの空き瓶を結構見かけました。地元民や観光客が砂漠で飲んで捨てているのでしょう。割れたガラスがある可能性があるので裸足はやめたほうがいいです。
砂漠の上は歩きづらい
踏みならされていない砂漠の上を歩くのは歩きづらいです。つまり思った以上に時間がかかります。戻る時間も考えて砂漠をさまよいましょう。
砂まみれになる
風が強かったりすると、砂が目や口に入ってきます。サングラスやスカーフがあるといいでしょう。
注意したいのがカメラ。一眼のカメラなど、砂が入ってしまえば故障するおそれもあります。むき出しで持っていくのはやめたほうがいいです。ズボンのポケットにも砂が入るので、iPhoneなどのスマートフォンはポケットよりはチャックのあるバッグの中に入れたほうがいいです。
食べ物・水は持っていく
砂漠には日陰なんてないですし、気温が上がる可能性もあります。少なくとも水は用意したほうがいいでしょう。
街を目印にして戻る
ある程度砂漠の奥に行って振り返るとドキッとしました。自分が歩いてきた道がわからないし、目印にしていた砂丘は他のと同じで全くわからなかったからです。街を出る時に高い建物を目印に覚えておくといいでしょう。
バギーや車に注意
砂漠ではバギーや車も走ってます。そこまで多くはないですが、砂丘の裏から突然飛び出してくるなんてこともあります。なるべく砂丘の影になるような場所は歩かないほうがいいでしょう。
おわりに
この記事では「メルズーガからツアーなしでサハラ砂漠のさまよい方」を紹介しました。
砂漠を一人でさまようのはなかなかおもしろかったです。景色もすばらしく、見返した砂漠の写真もデスクトップピクチャーのようにしか見えないくらい「砂漠感」が出ていました。ただやはり一人で砂漠をさまよう上での危険性というのも感じました。なんかあっても誰も助けてくれないですしね。「自力で旅する」というものには「自己責任」はつきものですが。
次回の記事では「メルズーガからマラケシュへバス移動」を紹介したいと思います。
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