こんにちは、ノーウェアマンです。
今回はレソトのマレアレアから一気に南アフリカのケープタウンまで移動します。
この記事では「レソトから南アフリカへ移動:マレアレア→マセル→ブルームフォンテイン→ケープタウン」を紹介します。
前回の記事では「マレアレアロッジ&マレアレアでハイキング」を紹介しています。
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レソトの通貨はロチですが、南アフリカのランドと等価でランドも使えるので、私はレソトではランドを使っていました。
マレアレアからケープタウンへ
マレアレアからケープタウンへ行くには、マレアレアからマセルまで行き、国境を越えて南アフリカのブルームフォンテインまで行ってケープタウン行きのバスに乗る必要があります。
マレアレアからブルームフォンテインまで行くにはマセルより南のマフェテンを経由して行く方法もあるようです。
マレアレアからマセルへ
マレアレアからマセルへの乗合タクシーは1日に数本マレアレアロッジの前から出ているようです。しかし私が乗ろうとした日は日曜日で午前中には乗合タクシーはありませんでした。いつあるかもわからないタクシーをロッジで待っていると、ロッジの人に「タクシーが出るぞ」と呼ばれました。
ぶっ飛んだタクシー
待っていたのは普通の乗用車タクシーで、他に人を乗せて行くから途中まで乗せてくれるという感じでした。最初は子供たちが乗っていたので、女性ドライバーの子どもかなとも思っていたらマレアレアを出てしばらくして降りてどこかへ行ってしまいました。途中から人も乗ってきて、私の他には3人乗客がいました。
ドライバーは爆音でサイケの音楽を流していました。他の乗合タクシーでも同じような音楽が流れていましたが、レソトで流行っているのでしょうか?外にはのどかな景色が広がっていて、全く音楽と合っていませんでした。
ふと乗客の一人が車内に転がっているビールを見つけて、ドライバーが「飲んでいいよ」的なやり取りをしているとドライバーの手にビールが渡りました。
そしてそのドライバーは、グビっと…!! おーいい飲みっぷり。てか、まじか!?
とても自然でしたね。私はビールを片手に車を運転する人は初めてみました。「おいおい、こんなとこで死にたくねぇぞ…」と思いながら、私は外に広がる絶景を眺めました。

途中の村で乗客は1人降りて、街に入る手前で他の2人が降りました。そしてすぐに警察の検問に差し掛かり無事に通過。ドライバーは私に「この車登録したばっかで、乗客1人しか乗せられないことになってるの」と説明しました。どおりで2人は降りたのですね。タクシーが道路の脇で待っていると、さっきの2人が歩いてやってきて出発しました。
無事に出発したのもつかの間、タクシーは後ろから追ってきたパトカーに止められました。車から降りたドライバーは必死に言い訳をしたのち、警官にいくらかお金を渡していました。そしてドライバーは車に戻り出発。車内には重い空気が流れていました…。
「青春コメディ映画かよ」とツッコミを入れたくなるような一連の流れでした。私はあきれて傍観していましたが、「こんな平和な出来事が世界のどこかで起きてると知っただけでレソトに来た甲斐あるな」と開き直りました。無事に目的地に着いてほしいものです。
タクシーは私をマセルへ行く乗合タクシーの前で降ろしてくれました。ここまでの料金は60ランド、マセルまでの乗合タクシーは40ランドでした。
マセルから南アフリカ国境へ
マセルの乗合タクシー乗り場で降ろされ、私は歩いて南アフリカ国境を目指しました。
途中歩いているアイス売りから気になっていたアイスを買いました。このシャーベットのようなアイス、グァバ味で5ランドでした。おいしかった。

街を出てから歩いている人はほとんどおらず、車の通行量もそこまで多くありません。

1時間ほど歩いて国境のイミグレーションに到着しました。暑かったので正直タクシー使えばよかったと後悔しました。

レソト出国は簡単で速攻でしたが、南アフリカ入国には列ができていて並びました。入国自体は問題なかったです。
国境からブルームフォンテインへ
そしてブルームフォンテイン行きの乗合タクシーを探します。イミグレーションを出てすぐのところに乗合タクシーがたくさん待機していて、すぐにブルームフォンテイン行きを見つけました。料金は160ランドでした。

南アフリカものどかな風景が広がっていました。

1時間ちょっとでブルームフォンテインへ着きました。

乗り場からIntercapeのバスオフィスを目指しました。私は歩きましたが、あまり危険は感じませんでした。とは言え南アフリカの都市で歩いて移動するのはあまりおすすめしません。
ブルームフォンテインからケープタウンへ
ブルームフォンテインのIntercape
Intercapeのオフィスには17時ごろ着いて、18時前に出発する夜行バスのチケットを買うことができました。料金は580ランドでした。

バスはヨハネスブルク始発で、ブルームフォンテインのオフィスには30分ほど遅れて到着しすぐに出発。
休憩する予定でないところでバスが停まると、乗客は「休憩させろ」とバスを降りてしまい、ドライバーは困った表情でした。そんな感じで途中休憩をこまめに取りながら、バスは夜通しケープタウンを目指します。

ケープタウンのバスターミナル
ケープタウンが近づくにつれてテーブルマウンテンが見えてきました。

バスは案の定予定より2時間遅れて9時半にケープタウンに着きました。

ケープタウンも犯罪が多い都市なので注意が必要です。私はUberを呼んで予約していた宿まで移動しました。
おわりに
この記事では「レソトから南アフリカへ移動:マレアレア→マセル→ブルームフォンテイン→ケープタウン」を紹介しました。
今回はマレアレアから一気にケープタウンを目指しました。途中で1泊することもせず、スムーズに移動できて良かったです。そしていよいよアフリカ縦断のゴールでもあるケープタウンへ。
次回の記事では「ケープタウンのおすすめスポット・レストラン情報」を紹介したいと思います。
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