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ペルー・ハイカーの聖地ワラス周辺のおすすめトレッキング|人気ルートとチュルプ湖デイハイク紹介

ペルー・ハイカーの聖地ワラス周辺のおすすめトレッキング|人気ルートとチュルプ湖デイハイク紹介
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標高3,000mを超えるアンデス山脈に囲まれた町、ワラスは「ハイカーの聖地」と呼ばれています。ここを拠点に、世界中からやってくるトレッカーたちがラグナ69やサンタクルズトレッキングなどへ挑戦していきます。

私も数日のトレッキングを目指して訪れましたが、雨季の影響で断念。代わりに日帰りで行ける「チュルプ湖」へトレッキングに出かけました。標高を感じながらのハイクはきつさもありつつ、山上の湖が目の前に現れた瞬間は思わず息を呑むほど。

この記事では、ワラス周辺のトレッキング情報と、実際に歩いたチュルプ湖デイハイクをレポートします。

※情報は2025年4月時点のものです(1ソル=40円)。

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ハイカーの聖地・ワラスとは

アンデス山脈の山々に囲まれたワラス(Huaraz)は、標高およそ3,000mに位置する町。世界中からトレッカーが集まり「ハイカーの聖地」と呼ばれています。

町から見上げると雪をいただいた高峰が連なり、ここを拠点に数日かけて歩く本格的なルートから、日帰りで行ける湖ハイクまで、多彩なトレッキングコースが揃っています。

町そのものはコンパクトですが、宿や旅行会社が多く集まり、どこか落ち着いた空気も漂うワラス。一方で、観光地化されすぎていない素朴さが残っているのも魅力でした。

ワラスの宿やおすすめスポットの情報はこちら
➡︎ペルー・ハイカーの聖地ワラス|安宿・市場食堂・おすすめビューポイントまとめ

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ワラス周辺で人気のトレッキングルート

ワラスを拠点に歩けるトレッキングは数多くあります。代表的なものを挙げると――

  • サンタクルズ・トレッキング  
    4日間かけて谷や峠を越えるクラシックルート。アンデスのダイナミックな景観を堪能できます。
  • ワイワッシュ・トレッキング  
    10日間前後の長期ルート。険しくも壮大な山並みを間近に歩く上級者向けで、憧れるハイカーも多いです。
  • ラグナ69(Laguna 69)  
    氷河を映す鮮やかなブルーの湖。日帰りで行ける定番のトレイルで、ワラス滞在者の多くが訪れるスポットです。
  • ラグナ・パロン(Laguna Parón)  
    大きな湖の奥に標高6,000m級の山々がそびえる絶景。こちらも人気のデイハイクの一つです。

ワラスのトレッキングについてはワラス在住日本人経営の旅行会社「Nandi Peru」で紹介されています。

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雨季の影響で長期トレッキングを断念

一般的にワラス周辺のトレッキングのベストシーズンは乾季である5〜9月。10〜4月は雨季となります。

私がワラスを訪れたのは4月上旬。雨季が完全には明けておらず、長期トレッキングに挑むには天候が不安定でした。山々が厚い雲に隠れる日も多く、数日かけて歩く計画は断念。

「必ずまたワラスに戻ってこよう」――そう心に誓い、今回は日帰りで行けるチュルプ湖(Laguna Churup)のトレッキングに行くことにしました。

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チュルプ湖トレッキングレポート

チュルプ湖トレッキング概要

チュルプ湖トレッキング
距離:往復約6km
コースタイム:往復3〜5時間
入場料:30ソル(約1,200円、一日券の場合)
難易度:中級
注意点・必要なもの
・標高4,000m前後のため高山病と寒さ対策
・天候が変わりやすいのでレインジャケットなどの雨対策
・飲み物やスナックなど

バスで登山口へ

チュルプ湖への登山口まではワラス中心部から「Pitek」行きのコレクティーボ(乗り合いバス)でアクセスできます。乗り場は街中にあり、1日に数本走っています。チケットは目の前のオフィスで購入可能で、往復20ソル(約800円)。

バスはワラスから30〜40分ほどで到着。山の斜面に看板があり、ここからトレッキング開始です。帰りもまたこの場所からバスに乗ります。

チケットオフィス

いきなり急な長い階段が続き、雪を被った山々やワラスの街並みを一望できます。登山口ですでに標高3,800m以上あり、すぐに息が上ります。

息を切らしながら上がっていくと、チケットオフィスに到着。ここで入場料30ソル(約1,200円、1日券)を支払います。

湖にたどり着くまで

チケットオフィスからは上りが続き、岩場などあり滑りやすいので注意が必要です。

途中、見上げると谷の間から氷河が覗きます。谷を流れる滝は白い糸のようで美しく、思わず立ち止まってしまうほど。

ロープを伝って登るような箇所もあり、高所で息が上がることもあり、休憩しながら先へ。

振り返って見る景色も圧巻。

最後の岩場を登り切るとチュルプ湖へ。

透き通ったブルーの湖は、静かで神秘的な場所でした。

湖畔で腰を下ろし、持参したパンをかじりながらゆっくり休憩。チュルプ湖で標高約4,500mあります。日が差しても空気は冷たかったです。

帰り

帰りは登山口前に待機しているバスでワラスの街まで戻ります。チケットは往復なので、ここで支払う必要はありません。

帰りのバスは1時間毎にはあるようですが、事前にきちんと確認したほうがいいでしょう。

高地順応や足慣らしに最適

歩行時間は往復で約4〜5時間。湖までの標高差はあるものの、日帰りで挑戦できるため、長期トレッキング前の高度順応や足慣らしに最適です。

私にとっては「次回はもっと長いルートに挑戦するぞ」という気持ちを強めてくれる良い機会になりました。

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まとめ|次は長期トレッキングに挑戦したい

ワラスは世界中のハイカーが憧れる拠点であり、日帰りから長期まで豊富なトレイルが揃っています。今回は天候の影響で長期ルートを歩けませんでしたが、チュルプ湖トレッキングを通じて「ワラストレッキング」の一端を垣間見えました。

次に訪れるときは、必ずサンタクルズやワイワッシュの本格的なルートに挑みたい。そう思わせてくれるだけでも、ワラスに来た甲斐はあったと思います。

これからワラス周辺でトレッキングする人には、まずはチュルプ湖で体を慣らしながら、アンデスの壮大な自然を体験するのもおすすめです。

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