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【熊野古道】高野山から那智大社へ、小辺路・中辺路(小雲取越・大雲取越)4泊5日/2021年春

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この記事では2021年4月に高野山から那智大社まで、熊野古道小辺路中辺路(小雲取越・大雲取越)を4泊5日かけて歩いた様子を紹介します。

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ルート

熊野古道は古代から続く熊野本宮大社への参詣道で、いくつかルートがあります。今回私が歩いたのは高野山から熊野本宮大社への「小辺路」と、熊野本宮大社から熊野那智大社までの「中辺路(小雲取越・大雲取越)」です。

熊野古道小辺路中辺路4泊5日
1日目:【小辺路】高野山→大滝
2日目:【小辺路】大滝→伯母子岳避難小屋
3日目:【小辺路】伯母子岳避難小屋→西中バス停(バス利用)→十津川温泉
4日目:【小辺路】十津川温泉→熊野大社→おとなしの郷キャンプ場
5日目:【中辺路(小雲取越・大雲取越)】おとなしの郷キャンプ場→那智大社
距離:88.2km(バス移動除く)
のぼり:7247m/くだり7670m

地図はYAMAPでも利用できます。田辺市熊野ツーリズムビューローのホームページより、ウォークマップがダウンロードできます。詳しくルートについて書かれているので、熊野古道を歩くならこれらのマップをダウンロードしておくことをおすすめします。

今回歩いたルートのウォークマップ
【小辺路】
高野山〜水ヶ峰水ヶ峰~大股~三浦口~十津川温泉十津川温泉~果無峠~八木尾バス停八木尾バス停~熊野本宮大社
【中辺路】
小雲取越(小口~請川)大雲取越(熊野那智大社~小口)

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1日目:【小辺路】高野山→大滝

1日目:【小辺路】高野山→大滝
距離:6.1km
のぼり:438m/くだり469m
YAMAPのコースタイム:2:39

高野山

高野山観光情報センターの駐車場に車を停めて出発しました。午後の遅い時間からの出発でした。

小辺路入り口

小辺路の入り口は観光情報センターから歩いて5分ほどのところにあります。

集落を過ぎると山道になります。

薄峠

途中薄峠という峠を通過します。

大滝

この日は大滝の集落にある東屋で野宿しました。東屋は集落の広場にあり、周りは民家で囲まれています。正直「え、ここで寝るの!?」と思い、周りの集落が気になって落ち着きませんでした。集落にはトイレがあります。

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2日目:【小辺路】大滝→伯母子岳避難小屋

2日目:【小辺路】大滝→伯母子岳避難小屋
距離:16.0km
のぼり:1535m/くだり1088m
YAMAPのコースタイム:8:11

大滝集落

大滝を出発します。しばらくすると高野龍神スカイラインという道路に合流します。1.7kmほど道路を歩くので車やバイクに注意が必要です。

その後スカイラインから離れて、林道を歩くようになります。

大股

大股を通過します。ここにはトイレや自動販売機があります。

ここから山道を歩くようになります。道は急登です。

萱小屋跡

萱小屋跡には小さな無人小屋があり、宿泊も可能なようです。休憩場所としても利用できます。

萱小屋跡から桧峠までは登り坂が続きます。桧峠からは道はなだらかになります。

伯母子岳

伯母子岳は標高1344mあり、二百名山の一つです。山頂からは360度のパノラマビューが楽しめます。

伯母子岳避難小屋

伯母子岳から15分ほど下ると伯母子峠に避難小屋があります。そこまで大きくありませんが、数人は宿泊可能な大きさがあります。小屋の隣にはトイレもあります。また小屋の周りにはテントを張るスペースもあります。

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3日目:【小辺路】伯母子岳避難小屋→西中バス停(バス利用)→十津川温泉

3日目:【小辺路】伯母子岳避難小屋→西中バス停(バス利用)→十津川温泉
距離:17.8km
のぼり:1360m/くだり2378m
YAMAPのコースタイム:10:21

伯母子岳避難小屋

伯母子岳避難小屋(伯母子峠)から道は下りが続きます。

三浦

三浦の集落まで下りてきます。集落を過ぎると上り道が始まります。

三浦峠

三浦峠には東屋があります。ここから下りが始まります。

西中

西中から十津川村までは約9km道路を歩きます。私は西中バス停からバスを利用しました。

十津川温泉

この日は十津川温泉(平谷)に宿泊しました。温泉に太陽の湯を利用しましたが、とても気持ちがよかったです。

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4日目:【小辺路】十津川温泉→熊野大社→おとなしの郷キャンプ場

4日目:【小辺路】十津川温泉→熊野大社→おとなしの郷キャンプ場
距離:18.5km
のぼり:1419m/くだり1469m
YAMAPのコースタイム:8:31

果無集落

十津川温泉を出発し果無峠登山口へ。ここから急な上りが始まります。40分ほどで果無集落へとたどり着きます。果無集落は静かにひっそりと佇む桃源郷の趣があります。

急な上りが続きます。ところどころに観音石仏があります。

果無峠

果無峠へ着きました。ここからは急な下りが始まります。

八木尾

八木尾まで来ると道路沿いを歩くようになります。

道の駅

道の駅奥熊野古道ほんぐうを通ります。休憩するにはとても便利です。

三軒茶屋跡

三軒茶屋跡で中辺路と合流します。ここから石畳の道が続きます。

ちょっとよりみち展望台

ちょっとよりみち展望台から熊野本宮大社の旧社地・大斎原の大鳥居が見えます。

熊野本宮大社

熊野本宮大社へたどり着きました。お参りをすませ先へ進みます。

昼食

本宮近くの「きっちん」というお店でお昼を食べました。ボリュームがあっておいしかったです。

大斎原大鳥居

大斎原の大鳥居にも寄り道。

おとなしの郷キャンプ場

熊野本宮大社のある街中から約1時間歩いておとなしの郷キャンプ場へとやってきました。芝生のサイトがあり、温泉も利用できます。徒歩であれば温泉込みの利用料で1,800円です(2025年)。

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5日目:【中辺路(小雲取越・大雲取越)】おとなしの郷キャンプ場→那智大社

5日目:【中辺路(小雲取越・大雲取越)】おとなしの郷キャンプ場→那智大社
距離:29.6km
のぼり:2492m/くだり2259m
YAMAPのコースタイム:15:05

この日は中辺路の小雲取越・大雲取越を一気に歩き、那智大社を目指しました。

請川登り口

おとなしの郷キャンプ場から約1時間歩き、請川の小雲取越の登り口へたどり着きました。

早速上りが始まります。

百間ぐら

百間ぐらからの眺めはとてもいいです。ここまで来ると道は緩やかになり、下りが多くなります。

小口

小口まで来て、小雲取越が終わりました。小口の集落を抜け、大雲取越へと向かいます。

胴切坂

越前峠までは急登が続きます。特に胴切坂の延々と続く石畳はなかなかしんどかったです。

地蔵茶屋休憩所

越前峠、石倉峠を越えると道路に出ます。ここには地蔵茶屋休憩所という立派な休憩所があります。

しばらくは林道を歩きます。林道を外れて、上りと下りが続きます。

船見茶屋跡

船見茶屋跡付近まで来ると海が見えます。海が見え思わず興奮してしまいました。ここからは下りが続きます。

熊野那智大社

ゴールである熊野那智大社へ到着しました。私が着いたのは営業時間が終わるギリギリでした。

那智山観光センター前のバス停からバスに乗り、JR那智駅を目指しました。那智で1泊したあと、車を回収すべく高野山へ戻りました。

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熊野古道4泊5日を終えて

この記事では2021年4月に高野山から那智大社まで、熊野古道小辺路中辺路(小雲取越・大雲取越)を4泊5日かけて歩いた様子を紹介しました。

アップダウンが激しく、また急登も多く結構しんどかったなという印象です。いかにも日本の山奥といった感じだろうと景色にはあまり期待はしていなかったのですが、ときおり見渡せる山々の景色や集落の佇まいは素晴らしかったです。

特に心に残ったのは古道にある、江戸時代の集落跡や茶屋跡などです。もちろん建物なんて残っておらず、あっても石垣だけだったりするのですが、側にある説明文などを読むと当時の様子をありありと想像できおもしろかったです。さすが世界遺産だな、と思いました。

熊野古道はしんどいけど、「タイムスリップ」したような感じを味わえるおもしろさがあり、おすすめです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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