こんにちは、ノーウェアマンです。
南アフリカのヨハネスブルクからピーターマリッツバーグを経由してレソトのサニパスを目指します。
この記事では「南アフリカからレソトへ:ヨハネスブルク→ピーターマリッツバーグ→サニパス」を紹介します。
前回の記事では「ジンバブエから南アフリカ国境越え:ヴィクトリアフォールズから一気にヨハネスブルクへ」を紹介しています。
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ヨハネスブルクからサニパスへ
ヨハネスブルクからレソトを目指す場合、ブルームフォンテインまで行きレソトの西端のマセルを目指すのが早いと思います。
しかし私はレソトの東端のサニパスへと行きたかったので、ピーターマリッツバーグを経由してサニパスを目指しました。途中ピーターマリッツバーグで1泊し、アンダーバーグでバスを乗り換えてサニパスへとたどり着きました。
ヨハネスブルクからピーターマリッツバーグ
ヨハネスブルクからピーターマリッツバーグまでのバスは1日に数本運行されており、Intercapeという南アフリカでは信頼のおけるバス会社もこの間の路線を運行しています。私はIntercapeのホームページで事前に購入しました。ヨハネスブルクからピーターマリッツバーグまでで280ランドでした。
ヨハネスブルク・パークステーション
ヨハネスブルクのバスターミナルはあのパークステーションです。Uberのドライバーは入口近くで降ろしてくれて助かりました。私が乗ったのは9時発のバスです。

無事にヨハネスブルクを脱出できました。特に何かしたわけではありませんが…。

南アフリカまで来ると道もバスも先進国のものと変わりません。途中休憩したサービスエリアも欧米諸国にあるような感じです。

景色もテーブルマウンテン的な山がちらほら見えました。

ピーターマリッツバーグへ到着
16時過ぎにピーターマリッツバーグへ到着へしました。バスはターミナルではなく、Intercapeのオフィスの前で乗客を降ろしました。
ここでUberを呼ぼうとしたら、SIMの調子が悪くインターネットが使えません。しかたなくIntercapeのオフィスの道路挟んで反対側にあるマクドナルドへ行きWifiをつないでUberを呼びました。
ピーターマリッツバーグに1泊
この日はピーターマリッツバーグに1泊し、翌朝サニパスを目指すことにしました。

ピーターマリッツバーグは南アフリカ東部のクワズール・ナタール州の州都で第二の都市です(第一はダーバン)。インド独立の父・ガンディーは南アフリカに住んでいたこともあり、ピーターマリッツバーグもゆかりがあります。街中にはガンディーのブロンズ像が立っています(私は見ていませんが)。
ピーターマリッツバーグの宿
PMB Backpackers Lodge
ホテルのタイプ:バックパッカー
部屋のタイプ:ドミトリー
料金:400ランド
静かな住宅街にあり、周辺の治安は悪くはなさそうです。徒歩圏内にショッピングモールがあります。ドミトリーはベッドが4つある部屋でした。キッチンもあり自炊できます。私が泊まった時は旅行者はおらず、地元の労働者が泊まっていました。




ピーターマリッツバーグからアンダーバーグへ
ピーターマリッツバーグからアンダーバーグへ行くバスはどこから出ているのかわからず、宿のスタッフも知りませんでした。なのでGoogle Mapで調べたそれらしい乗り場へUberを呼んで向かいました。バスというか乗合タクシーですね。
しかしここからアンダーバーグへ行く乗合タクシーは出ていないとわかり、声をかけてきたタクシーのドライバーに連れて行ってもらうことに。しかしこのドライバーもアンダーバーグへ行きの乗合タクシー乗り場を知らず、人に聞いたりしてぐるぐると市内を回っていました。
アンダーバーグへ行きの乗合タクシー乗り場
そしてたどり着いたアンダーバーグへ行きの乗合タクシー乗り場がここ。タクシーのドライバーとは若干料金でもめましたが、「場所を知らないでぐるぐるまわったのはお前じゃないか」ということで最初了解した金額(50ランド)を渡しました。それでもこの距離にしては高いですが。

しかし私が着いた時にちょうどアンダーバーグへ行きの乗合タクシーがいっぱいになって出発してしまいました。なのでまた新たにタクシーが埋まるのを待たなくてはいけなくなりました。そして3時間待って出発したのが13時頃でした。ピーターマリッツバーグからアンダーバーグへは140ランドでした。
アンダーバーグへの道は割とくねくねしていましたが、景色はよかったです。そして2時間でアンダーバーグへ到着。2時間のバスを3時間待っていたと思うと、なんか悔しいですね…。

アンダーバーグからサニパス
アンダーバーグの乗合タクシー乗り場
アンダーバーグの乗合タクシー乗り場で降ろされたすぐそこにサニパス行きの乗合タクシーが待機していました。時間は15時をまわっていましたが、そのままサニパスを目指すことに。乗客の人数は少なかったのですが、人が集まるのを待たず割とすぐに出発しました。料金は200ランドでした。

街を出てしばらくするとタクシーは渓谷の間を走るようになりました。天気が悪かったものの、周りに広がる風景は絶景でした。晴れていればな、と少し残念。

南アフリカ側のイミグレーション
舗装道路が終わって未舗装になってちょっと行くと南アフリカ側のイミグレーションへ到着。出国手続きを行います。

そしてここからの道がすごかった。国境まではずっと未舗装の山道が続きます。道が急だったり、えぐれていたりして車がものすごく揺れました。周りが霧に包まれていたので何も見えませんでしたが、おそらく景色は最高でしょう。

前を行く他のタクシーも大揺れでした。それでも何事もなく進んでいきます。乗合タクシーはどれもトヨタのハイエースですが、「ハイエースって最強だよな」と感心しました。

道がゆるやかになり、国境へ到着。アンダーバーグから1時間半ほどで着きました。乗客は皆タクシーを降りてレソト側のイミグレーションへと向かいます。

レソト側イミグレーション
とてもフレンドリーなイミグレーションで、普通にオフィスの中に入って入国手続きをしました。「よく考えればイミグレーションってカウンター越しにやりとりするよな」と思いながら、普通にスタッフの横に立ってパスポートを見せてPC入力するのを見ていました。こんなゆるい国境越え、後にも先にもここだけです。大丈夫か、レソト。
日本人はレソト入国にビザは要りませんが、観光税なるものを100ランド取られました。
サニパスの宿
サニパスではSani Tops Backpackersへ泊まるつもりだったのですが、営業していないことが判明(2025年1月)。すぐ近くのSani Mountain Escapeというロッジへ値段を聞いたところ、あまりにも高く断念。
するとロッジの警備員が「あそこに黒い点々が見えるだろ?あの下にロッジがある」と遠くの丘を指差しました。確かに何か建物があるのが見えます。そこまで歩いて20分程。行ってみることにしました。
道を歩いているとさっきまで乗っていたタクシーがロッジまで乗せてくれました。タクシーはまだ先まで行くようです。
私が目指したのはMasoba-Soba Lodge。何もない平原の中にいくつか建物が立っています。突然行きましたが、泊まることができました。2泊しましたが2泊とも客は私一人でした。

Masoba-Soba Lodge
ホテルのタイプ:ロッジ
部屋のタイプ:シングル
料金:300ランド
電気がジェネレーター使用のため、夜の数時間しか使えません。Wifiは電気がない時間でも使えるようですが、常につながるわけでもなさそうです。ホットシャワーはガスを使っているようです。食事を注文することができます。というか、周りに何もありません。歩いて20分ほどの国境付近には売店やお店はあります。

周りの風景が絶景すぎるので、静かに過ごすには最高の場所です。電気もWifi制限されているので、デジタルデトックスにもなります。

おわりに
この記事では「南アフリカからレソトへ:ヨハネスブルク→ピーターマリッツバーグ→サニパス」を紹介しました。
アフリカでの移動は時間かかりますね。サニパスまでの道の景色が見れなかったのは残念ですが、無事にサニパスへ辿りついてよかったです。
次回の記事では「絶景サニパスハイキング&アフリカで一番高いパブ」を紹介します。
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