正直、イグアスの滝は「そこまで見たいわけでもないけど…ブラジルまで来たのだから」というくらいに思って訪れました。
ところが実際に目の前に広がった滝は想像以上の迫力。水飛沫を浴びるほど滝との距離が近く、息をのむスケール感でした。
この記事では、ブラジル側イグアスの滝のアクセス・入場方法・観光ルートをまとめます。
※料金などの情報は2025年2月のものです。
イグアスの滝(ブラジル側)への行き方
フォズ・ド・イグアスのバスターミナルからイグアスの滝行きのバス(120番)が出ています。料金はR$5。所要時間は約30分。ターミナルからではなく、街中のバス停から乗ることもできます。私は泊まっていた宿の最寄りバス停から乗りました。
バスはイグアスの滝国立公園の入り口の目の前で降ろしてくれます。
公園入場チケットの買い方と料金(2025年2月)
公園入り口には券売機がたくさん並んでいるのでチケットを購入できます。私が行った時は並ぶことはありませんでした。入場料はR$117(約3,100円)で、支払いはクレジットカード利用可能。入場時間を選ぶようになっていますが、私は20分後の「12:00」を買うことができほぼ待たずに入場できました。

特に問題なくスムーズにチケットを買うことができました。時期によっては混雑して待たなくてはいけないかもしれません。
公園内シャトルバスと散策路
シャトルバスで滝まで行く
公園入り口から滝までは10kmほど離れているので、公園内は無料のシャトルバスが走っています。チケットを見せ、入場してすぐにバスを待つ人の列に並びました。
シャトルバスには「ルーフトップの2階建てバス」と「普通のバス」があるようです。ルーフトップの2階建てバスが人気なようで、普通のバスに乗るのをスキップして待つ人も見かけました。

私はすぐに乗れる普通のバスに乗りました。途中森の間を走るだけで、景色がいいわけでもありません。20分ほどで滝の散策路の入り口まで来ました。

散策路はおすすめ
シャトルバスはさらに滝のメインエリアのすぐそばまで行きます。私は散策路を歩いてメインエリアを目指しました。いくつか滝を見ながら歩くことができ、「滝に少しずつ近づいていく感覚」が楽しめます。

距離にして1kmほどですが、散策路は整備されて歩きやすいです。時間があって歩くのが苦じゃない人は、手前から歩いた方が断然おすすめです。


メインの見どころ「悪魔の喉笛」と遊歩道
散策路から見える滝もなかなか迫力があります。でも次第に見えてくるメインエリアは存在感が違います。このメインの滝は「悪魔の喉笛」と呼ばれています。滝の轟音が悪魔の唸り声のように聞こえることからこの名前がついたとか。遠くからでも水飛沫が舞い上がるのを見て取れます。
そして見えて来たのが遊歩道…!?

「え、そこ歩くの!?」という遊歩道が滝壺に向かって延びています。そしてそこにはたくさんの人がいます。滝もすごいですが、この光景もなかなか見応えがあります。自分もこれからそこに行くと思うとワクワクしてきます。

遊歩道は川の上に滝と並行して延びています。遊歩道の入り口から水飛沫を肌に感じます。足元には結構な水量と勢いのある川が流れています。ちょっとしたアトラクションのような雰囲気です。

そして一番人だかりができている遊歩道の終点へ。悪魔の喉笛の滝壺に最も近づけるポイントです。
水飛沫がすごく、体が濡れます。滝のヘリにあるため手すりから滝をのぞきこめます。落ちたりしたらたまったのじゃものありません。写真を撮るために手に持っていたiPhoneも落とさないように気をつけました。
そして人も多いので、落ち着いて写真を撮ってもいられません。カメラは一瞬で濡れるので、バッグに入れるなどの防水対策は必要です。私はあまり長くは滞在せず、遊歩道を折り返して戻りました。

「水飛沫でびしょ濡れになる」のは遊歩道の終点ぐらいで、それまではさほど気になしません。しかし水量の多い時期は確実にカッパは必須でしょう。
イグアスの滝ブラジル側のベストシーズン
私がイグアスの滝に訪れたのは2月で雨季の最中だったので水量は多い方だと思います。しかし12月〜1月はもっと水量が多いようなので注意が必要です。
ちなみにイグアスの滝のベストシーズンは雨季である10月〜3月のようです。迫力ある滝を見たいならこの時期がおすすめです。この時期に行くなら防水カメラバッグやカッパがあると安心です。
正直ここまで滝に近づけるとは思いませんでした。ただ滝を見るだけでなく「感じる」こともできて、想像以上におもしろかったです。

イグアスの滝ブラジル側からの帰り方
帰りのシャトルバスはメインエリアの遊歩道から少し歩いたところから出ています。レストランや店があるので休憩もできます。
帰りのシャトルバスでは長い行列ができていました。この時は20分ほど待ってバスに乗れました。

帰りはルーフトップの2階に乗れました。乗れるならルーフトップバスの方がアトラクション感あるのでおすすめです。

公園入り口前から市内へのバスが出ています。特に待つことはありませんでした。私は途中のバス停で降りて宿に戻りました。
アルゼンチン側とブラジル側どっちがいい?
私はブラジル側からしか見ていないので、アルゼンチン側との比較はできません。アルゼンチン側はイグアスの滝の8割を占めており、散策路もブラジル側よりも長いようです。ブラジル側はメインの悪魔の喉笛を下から眺めることができましたが、アルゼンチン側は上から眺めることができるようです。
アルゼンチン側も人気ですが、個人的にはブラジル側だけでも満足できました。余裕がある人はブラジル・アルゼンチン両方から見るといいでしょう。
まとめ
行く前は「ここまで来たら寄ってみるか」程度の気持ちでしたが、実際には予想以上に圧倒されました。ブラジル側イグアスの滝は、とにかく滝との距離が近く、迫力を肌で体感できるのが魅力。フォズ・ド・イグアスからも簡単に行けるのでおすすめです。
次回の記事では「フォズ・ド・イグアスから民宿小林への行き方|国境越えとバス移動ルート」を紹介してます。
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