ペルーを旅していると、長距離移動は避けて通れません。国内には数多くのバス会社がありますが、治安面や快適さを考えると「Cruz del Sur(クルス・デル・スル)」が定番。私はクスコからリマ、さらにそのまま夜行バスを乗り継いでワラスまで移動しました。
飛行機よりも時間はかかりますが、車窓からの景色を楽しみながら移動できるのはバス旅ならでは。この記事では、実際の乗車レポートを体験談として紹介します。
※情報は2025年4月時点のものです(1ソル=40円)。
ペルーの長距離バス事情とCruz del Surを選んだ理由
ペルーの長距離移動は飛行機かバスが基本ですが、バスは安くて路線も豊富。ただし小さな会社だと治安面や安全性に不安があるのも事実です。
その点、Cruz del Surはペルー国内最大手。安全管理が徹底していて、車両も快適。チケットは公式サイトからネット購入できるので安心感があり、外国人旅行者にも人気です。

クスコからリマへ|夜行バス体験レポート
クスコのバスターミナル
クスコ発のCruz del Surのバスは、公共のバスターミナルではなく、会社専用のターミナルから出発します。大きなターミナルをイメージして行くと違うので注意。
実際公共のバスターミナルまで行ってカウンターで「乗り場はここじゃない」と言われて焦りましたが、歩いて行けるところに会社があったので一安心。乗り遅れずに済みました。


料金とスケジュール
クスコ→リマバス概要
料金:180ソル(約7,200円)
乗車時間:22時間
私が乗ったのは、クスコ17:00発 → リマ翌日14:50着の便。バス移動としては長丁場ですが、座席はリクライニングも深く、思った以上に快適でした。
車内の様子
乗車時にはセキュリティチェックがあり、手荷物を預けたあとシートに着席。
出発後には軽食が配られます。私が受け取ったのは水2本とスナックセット。

カーテンもあり夜は快適に眠れました。

道中の景色
翌日、車窓からはこれまで見てきたアンデス山脈の景色とは一変した風景が広がっていました。ペルーという国の地形の多様さを肌で感じられる瞬間でした。

リマ到着|Cruz del Surターミナル情報
リマのCruz del Sur専用ターミナルは、市内中心部からやや外れた場所にあります。大手らしく広々していて、ターミナル内には売店や小さなコンビニもありました。

その日の夜は、さらに北へ向かうため同じターミナルでワラス行きのバスを待つことにしました。時間はあったけれど荷物が重く、周辺に特に見る場所もなさそうだったのでターミナルで待機。コンビニがあったので買い物には困らず、待合室も広く快適でのんびり過ごせました。
リマからワラスへ|再び夜行バスで北へ
チケットとスケジュール
リマ→ワラスバス概要
料金:115ソル(約4,600円)
乗車時間:8時間半
ワラス行きの便はリマ21:30発 → 翌日6:00着。

車内と移動の様子
クスコからの長距離移動に続く夜行でしたが、座席のリクライニングが深く快適。休憩はなく、ひたすら北へ走ります。
流石に2日連続の夜行バスは腰が痛かったです(笑)。
ワラス到着
早朝のワラスの街の冷たく湿気を含んだ空気が印象的でした。再びアンデスの山々に囲まれた高地の街に来たんだと実感。

夜行バス移動をしてみた感想
クスコからリマ、さらにワラスへと2本続けて夜行バスに乗るのは、正直体力的に少しきつさはあります。しかし、時間とお金を節約できるのは大きなメリット。
Cruz del Surはセキュリティ面や設備が整っていて安心でき、バス移動の不安はほとんど感じませんでした。景色の移り変わりを眺めながら進むのも、飛行機では味わえない魅力です。
まとめ|Cruz del Surで安心&快適な長距離移動
クスコからリマ、さらにワラスまでの移動は、合計で約30時間に及ぶ長旅でした。それでもCruz del Surの快適さと安心感のおかげで、大きなトラブルなく移動を終えることができました。
ペルー国内を旅するなら、Cruz del Surはまさに鉄板の選択肢。チケットはネット予約でき、ターミナルも整備されているので安心です。長距離移動の時間を「旅の一部」として楽しめる人にはおすすめの方法です。
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