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【服の染め直し】ダメージが目立つパタゴニアのパンツを染め直してみた

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今回はダメージが目立つパタゴニアのパンツの染め直しをしたのでその様子をお届けしますす。

前回は色褪せたパーカーを染め直しましたが、こちらの方が本命でパーカーの染め直しは「ついで」みたいなものでした。前回の染め直しに比べ、今回は少し面倒な工程が増えました。

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染める前のパンツ

昨年(2024年)に購入したパタゴニアのメンズ・クアンダリー・コンバーティブル・パンツ。特に色があせてるわけではありませんが、ダメージが目立ちます。

実はこのダメージは昨年から今年まで行った世界旅行中アフリカで旅している間にできたもの。アフリカのバスは乗る度に新たな服のダメージや汚れができていたのですが、なぜついたのかよくわかりません…。

このコンバーティブル・パンツは膝上で裾取り外すことができ、半ズボンとしても使えます。荷物を減らしたい長期の旅には持ってこいのアイテムで、このタイプのパンツは今まで愛用してきました。

そしてパタゴニアでもコンバーティブル・パンツがあるとのことで購入。今までの他のメーカーのコンバーティブル・パンツに比べ肌触りもよく、切り離しの部分がそこまで気にならず気に入ってました。ただ色が微妙でした…。

今でこそカラーは4種類ありますが、購入時はグレーとグリーンの2種類でした。グリーンはちょっと明るすぎるので、落ち着いたグレーを購入しました。もっとカラーにバリエーションがあったらいいのに、と思っていました。そこで今回ダメージを目立たなくするためにも思い切って色を変えてみることに。

ちなみにこのパンツの素材はナイロンなのでナイロンが染まる染料を選びました。

使用した染料

今回使った染料はみやこ染コールダイホット(オリーブグリーン)です。今回染めるのはナイロンなので「ナイロンがよく染まる」コールダイホットを使いました。カーキっぽい色にしたかったので、グレーにグリーンでくすんだグリーンになることを願ってオリーブグリーンにしました。


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前回パーカー(コットン)で使った染料はみやこ染のコールダイオール(ブルー)です。コールダイオールは「綿はよく染まるけどナイロンは淡く染まる」ので、染めるものの素材によって染料が違います。ただコールダイホットは「85℃以上のお湯」を使わなくてはいけません。


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前回のパーカー(コットン)では色止剤(色止剤ミカノール)を用意しましたが、ナイロンには必要ないので今回は使っていません。


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染め直してみた

ここからは染料に添付されていた説明書通りに作業を行っていきます。

用意したもの

  • 染めるパンツ(約400g。1商品で250g染まるようなので重量オーバーですが)
  • 洗濯ネット(服が縮むのを防ぐ。ネットも染まるのでそのつもりで)
  • 染料1商品:みやこ染コールダイホット(オリーブグリーン/20g)
  • 助剤として酢130ml(染める素材によって助剤が異なります)
  • 食器用中性洗剤
  • バケツ10L(染め液用)
  • 桶約7L(服をすすぐ用として。無くてもいい)
  • 洗面器(染料とお湯を溶かす用。顔や体を洗ったりする用ではない)
  • 手袋
  • 割り箸(菜箸くらい長いのが理想だが捨てる前提となる)
  • 熱湯500ml
  • 85℃以上のお湯9.5L(お湯を沸かして準備)

お湯を準備する

お湯を準備するのが大変でした。10Lものお湯を沸かすには鍋が一つでは足りず、大きめの鍋を2つ使いました。それでも足らなかったので冷めないようにポットに入れておいて新たにお湯を沸かしました。

温度は85℃以上なので沸騰したお湯を使いました。正確な温度は測っていませんが、バケツに入れた時点でも90℃以上はあるはずです。準備したお湯は9.5Lもなかったと思います(大体8.5Lくらいでした)。

染め作業

作業前に手袋をしておきます。染め液が手に付くとなかなか取れません。

①染料を500mlのお湯で溶かす

用意した洗面器に染料500mlのお湯を入れ割り箸でかき混ぜます。かき混ぜないと染料が底に溜まったままになります。

②染め液を作る

バケツに熱湯を入れます。①のお湯で溶かした染料と助剤である酢130mlをバケツに入れます。

③服を染め液に浸し時々動かす

今回は熱湯を使うので服が縮むのでは?と心配になり、服を洗濯ネットに入れて染めました。服を目の荒いアミ袋に入れて染めると縮みを防ぐことができるそうです(洗濯ネットでよかったかどうかは不明です)。

染め液に染める服を入れて手袋をした手でかき混ぜるか割り箸で動かしたりします。常に動かしておく必要はないですが、動かすことでムラなく染まるようです。私はときおりかき混ぜました。

染める時間は20〜30分でいいようです。濃く染める方法として染色時間を長くするのも有効だそうです。

④中性洗剤で洗う

服を染め液から取り出し水で軽くすすぎ、食器用中性洗剤を溶かしたぬるま湯で服を洗います。洗剤の量は適当でした。その後洗剤の泡が落ち切るまで水ですすぎます。ナイロン素材は色止剤は使いません。

⑤洗って乾かす

服を水で洗って洗濯機で脱水し乾かします。

染める時の注意点

実際に作業をやってみてここは気をつけた方がいいなというものを挙げておきます

  • 指に染め液がつくとなかなか落ちないので手袋は必須。手袋も色が落ちないのでそういうつもりで使う
  • 汚れてもいい服で作業を行う
  • 染め液が他の場所についたりして取れない場合もあるので風呂場か屋外で行うといい
  • バケツに染め液の後は洗えば残らないが、体を洗うような桶・バケツは使わないようにしたい

また染色した衣類は他のものと一緒に洗濯するのは避けたほうがいいようです。

染めた後のパーカー

色が劇的に変わりました。しっかり染まっています。もっとグレーとの組み合わせでカーキっぽい色を想像していたのですが、割と明るめの濃いグリーンに染まりましたが悪くありません。

気になっていたダメージも目立ちません。若干色むらはありますがそこまで目立つものではありません。特に服が縮んだような感じもありません。これならまだまだはけそうです。

洗濯タグやロゴタグは少し染まっていますが、縫い糸やメッシュは染まっていません

洗濯ネットも染まっていました。

番外編:他のものも染めてみた

せっかくなので他の服も染めてみました。作業は同時に行なっています。

ナイロンのキャップ

色褪せたMOUNTAIN EQUIPMENTのキャップもしっかりと染まっています。素材はナイロンなのでパンツと一緒に染めました。色褪せて作業着に成り下がっていましたがまだまだ現役で使えるようになりました。

コットンのパンツ

このコロンビアのコットンのパンツは色褪せが目立ちます。破れた箇所も補修しています。

素材がコットンで助剤が違うので容器を別にして染めました。バケツに染め液を作り、それを別の容器にいくらか移してそれぞれに助剤を入れました(作業②)。コットンは助剤に塩を使います。染め液が少ないので塩の量は30g程度です。

コットンは中性洗剤で洗った後(作業④)に色止剤を使って色止めします。色止剤ミカノールで色止めをします。桶に約お湯4Lと色止剤(だいたいキャップ2杯)を混ぜ服をつけておきます。時々かき混ぜて20分ほどつけておきます。その後すすいで脱水して乾かしました。

面白いことにカーキ色になりました。元の色が茶系だったのでグリーンとの組み合わせでこの色になったようです。私が好きな色なのでまだまだ履けそうです。染め液が少なかったせいか元々の服の汚れのせいかわかりませんが若干色むらが目立ちます。

補修した箇所の縫い糸は染まっておらず目立つので改善が必要です。

まとめ

今回はダメージが目立つパタゴニアのパンツを染め直しました。前回のパーカーと違い、色が劇的に変わり、汚れも目立たなくなり新しい製品を手に入れた気分でした。そしてまるで自分だけのオリジナルの服を作ったみたいで着るのが楽しみです。他の服も色がはっきりと染まってまだまだ使えるようになりました。

これだけ劇的な変化があると楽しいですね。色をはっきりと染めたいならコットンでも染料にコールダイホットを使った方がいいかもしれません。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!


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