ブエノスアイレス市内からエセイサ国際空港(EZE)へ向かうとき、Uberやシャトルバスを使えば安心ですが、できるだけ安く済ませたいなら市バスも選択肢のひとつ。
本記事では、市内からエセイサ空港までのアクセス方法(市バス・Uber・シャトル)を比較しつつ、実際に市バスを利用した体験談を紹介します。料金や所要時間、注意点を知りたい方に役立つ内容です。
※料金などの情報は2025年8月のものです。この記事では2025年8月の公式レートで1ペソ=0.11円で計算しています。アルゼンチンではインフレにより物価が短期間で上昇しているので料金が最新ではない場合があるのでご注意ください。
ブエノスアイレス・エセイサ国際空港(EZE)のアクセス手段まとめ
エセイサ国際空港(EZE)はブエノスアイレス市内の南にある国際空港です。市内には他にもいくつか空港があるので、間違えないように注意が必要です。
エセイサ国際空港に行くには主に3つの方法があります。
- 市バス
- Uber/タクシー
- シャトルバス
市バス
市内から空港まで市バスが出ていて、空港まで最も安く行ける手段です。バス料金はなんと約100円(※2025年8月現在エセイサ国際空港のホームページでは890.50ペソ)。ただしバスでは現金やクレジットカードは使えず、SUBEという交通カードが必要になります。
安い市バスではありますが、時間がかかり、道が空いていても1時間以上かかります。混んでいれば2時間以上かかる場合もあります。またバス内でのスリなどに気をつける必要があります。時間があって安く済ませたいなら市バスがおすすめです。
Uber / タクシー
Uberやタクシーが最も早く空港へ行けて確実です。Uberは料金は30,000ペソ前後(約3,400円)。時間がない、荷物が多い、安心して移動したいという方にはおすすめな移動手段です。
タクシーを使うなら宿に手配してもらった方がいいでしょう。流しのタクシーはぼったくりや盗難の危険があるのでおすすめしません。
シャトルバス
市内から空港まではTienda Leónという会社がシャトルバスを運行しています。市内から空港までは約50分で、値段は13,000ペソ(※2025年8月現在エセイサ国際空港のホームページでの値段。約1,500円)。チケットはバス会社のホームページから買えるようです。
値段と安全面や時間を考えればバランスいいですが、市内での乗り場がTerminal Maderoだけと限られているのでそこまでの移動が必要になります。Terminal Maderoまでは地下鉄かUber/タクシーで移動することになります。
シャトルバスを使うことを考えた時、2人以上で移動するならUberの方がお得だと思います。
それぞれの料金とメリット・デメリット
移動手段 | 料金(目安) | 所要時間 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
市バス | 約100円 | 1.5〜2時間 | とにかく安い | 時間がかかる 荷物多いと不便 |
シャトル | 約1,500円 | 約50分 | 安全・確実 | 乗り場が限定される |
Uber/タクシー | 約3,400円 | 40〜50分 | 早く確実 荷物を気にしなくていい | 料金が高め |
ローカルバスで空港へ行く方法
路線検索は「Moovit」アプリがおすすめ
市バスは8番、51番、394番、518番などが市内からエセイサ国際空港まで行きますが、8番がおすすめです。8番はPlaza de Mayo周辺から乗ることができます。
ブエノスアイレスで市バスの路線を検索するなら「Moovit」というアプリがおすすめです。近くのバス停も検索できます。

SUBEカードは必須
市バスに乗るにはSUBEという交通カードが必須です。また事前にチャージしておく必要があります。カードの購入やチャージは駅や街中のKiosco(キオスコ)といった売店などで行え、旅行者でも利用することができます。こちらからSUBEのチャージできる場所を調べることができます。

ブエノスアイレス市内から空港まで実際にバス移動してみた
私は8番のバスに乗ろうと近くのバス停で待っていたのですが、なかなか来ずやってきた別の「空港行き」と書いたバスに乗りました。バス番号は覚えていませんが、バス停の写真を見返すと「86」とあるので86番だったのかもしれません。

バスに乗り込む時一応ドライバーに「アエロプエルト・エセイサ?」と空港行きかを確認。頷いたのでそのまま乗車し、SUBEカードをタッチしました。朝早く空いていたので座れました。これで安心と思ったのも束の間、バスはなかなか進みません..。

道はそこまで混んでいなかったのですが、やたらと小刻みにバス停で乗客を乗せて行きます。バス停の間隔が短いのもありますが、通勤ラッシュと重なり乗る人も多くなっていきます。私はなかなか進まないバスに焦りを感じました。
私は席に座ることができていたのでよかったですが、車内はかなり混んでいました。朝の通勤客ばかりで、治安面は全然不安なかったですが、やはりスリなどは気をつけたほうがいいです。
結局市内でバスに乗って2時間以上かかってエセイサ空港に到着。飛行機の時間まで1時間を切っていたので急いで空港へ行きチェックイン。国内線だったのでまだ余裕はあり、なんとか無事に飛行機には乗れました。とは言えバスに乗っている間はヒヤヒヤでした..。
乗ったバスが8番でなかったので時間がかかったのかはわかりませんが、Plaza de Mayo周辺から乗るなら8番がいいでしょう。それでも時間は2時間は見積もっていた方がいいと思います。

ローカルバスがおすすめな人・向かない人
向いている人:時間がある・安く移動したい人
市バスの移動では2時間以上の時間を見ていた方がいいでしょう。料金は100円ほどなので、安さを求める人にはおすすめです。
向いていない人:フライト時間が迫っている・荷物が多い人
急いでいる人はUber/タクシーを使いましょう。また荷物が多い人は市バスを使うのはやめたほうがいいでしょう。
まとめ:市バスは時間に余裕があればおすすめ
ブエノスアイレス市内から空港へは、市バスを使えば格安で移動できます。ただし時間が読みにくいため、フライトの時間に余裕がある人向けです。
エセイサ空港へ格安で行きたいバックパッカーや時間に余裕のある旅行者には、市バスはおすすめの手段です。反対に、スーツケースが大きい方やフライト時間が迫っている方はUberやシャトルを選ぶのが安心でしょう。
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