「デイワークで農業バイトしたけど実際どうなの?」
そんな方に向けてこの記事では農業バイトアプリ「デイワーク」を使った仕事の1日の流れ、仕事内容やメリット・デメリットを紹介したいと思います。私はデイワークを使って20回以上仕事をしてきました。
「まだ登録していない」という方は、次の記事で「デイワークで農業バイトを始める方法:デイワークの登録の仕方」を紹介していますのでよかったら読んでみてください。
「登録したけど仕事の探し方がわからない」という方は次の記事でデイワークで農業バイトを始める方法:デイワークでの仕事の探し方と応募の仕方」を紹介していますのでよかったら読んでみてください。
1日の仕事の流れ
ここでは私が実際に経験した仕事の平均的な1日の流れを紹介します。作業時間が8:00〜17:00という仕事の場合です。農家さんによって作業時間、休憩時間が異なりますのできちんと確認しましょう。
7:45 集合場所へ到着
指定された集合場所へ仕事開始時間に遅れないように到着しておきます。Google Mapで示された場所が実際の集合場所と異なる場合もあります。少しでも「この集合場所で合ってる?」と不安に思ったら、メッセージか電話で農家さんに連絡するようにしましょう。
8:00 仕事開始
作業場へ案内されます。歩いて行くこともあれば、車で連れて行ってもらったり、自分の車でついて行ったりします。作業場に着いたら仕事の説明を受けて仕事を開始します。
作業中はそれぞれが黙々と作業することが多いですが、近くに農家さんや働いている人とおしゃべりしながら作業することもできます。作業場によってはラジオが流れていることもあります。
10:00 午前休憩
作業を中断し休憩します。多くの農家さんで作業場に用意された休憩スペースで座ってお茶菓子をいただきながらみんなで休憩します。
10:15 作業再開
休憩前の作業の続きを行います。
12:00 昼休憩
それぞれが昼食をとる場合が多いです。休憩場所で食べたり、自分の車の中で食べたりできます。休憩時間に店やコンビニに行くこともできます。
13:00 午後作業開始
午後からの作業が始まります。
15:00 午後休憩
午前と同じように集まって休憩します。
15:15 作業再開
作業の続きを行います。
17:00 作業終了
作業が中途半端でも終了します。現金支払いの場合はここで採算します。農家さんによってはサインを求められることもあります。お金を受け取ったら家に帰ることができます。
作業時間が終了した時にデイワークのアプリを開くと、「仕事の感想」というページが出てきます。「よかった」「合わなかった」という感想ができますので、いずれかを押して「感想を終える」を押せばページは消えます。

どんな仕事があるの?
地域によって作物や作業は大きく変わります。ここでは私が経験した仕事を紹介します。
- りんごの摘果
りんごの実の間引きを行います。摘果はりんごの成長に合わせて何回か行われます。仕上げの摘果になると「商品になる果実」を残さなくてはなり、緊張感があります。はしごを使うこともあります。 - りんごの葉摘
りんごの実に日が当たるように葉を取っていきます。そうすることでりんごが赤く色づくようになります。農家さんによっては日が当たるようにりんごを回す「玉回し」も行います。はしごを使うこともあります。 - りんごの収穫
収穫に適したりんごか判断がいるため経験がある人が募集されることが多いです。かごにいっぱいになったりんごを運ばなくてはならないので体力が必要です。はしごを使うこともあります。 - ぶどうの房切り、摘粒
ぶどうの房を適度な長さに揃えたり、実の数を揃えたり間引きしていきます。決まった数に実を揃えていくため考えて作業していく必要があります。経験があると望ましいですが、初心者を募集している農家さんもいます。 - ぶどうの枝の新梢管理
ぶどうの実に太陽の日が当たるように余計な葉っぱや枝を切り落としていきます。ずっと上を向いての作業のため首が痛くなることもあります。 - ぶどうの袋がけ
ぶどうの房に袋をかけていきます。 - ぶどうの出荷作業
収穫したぶどうを出荷用に重さを量ったりして実の数を揃えます。 - ケールの収穫
青汁用のケールの収穫作業でのため、スピード重視で「むしる」感覚で行います。
どの作業も難しいものではありませんでしたが、中にはコツがいるものがあったり慣れるまで時間がかかったりするものもありました。

農業バイトはきつい?
多くの作業は体力的にきついものではありませんが、中には収穫などで重いものを運ぶことがあり体力が必要とされることもあります。またはしごに乗って作業することもあります。高いところが苦手という方にはつらいでしょう。
また個人的に以下の点がつらいなと感じました。
- 暑い中・寒い中での作業
時期によっては炎天下の中や手がかじかむような寒い中で作業しなければいけません。暑さ対策や寒さ対策はしっかりしてくようにしましょう。 - 単調な作業・同じ作業の繰り返し
作業の多くは単調で黙々と繰り返し行うことが多く、単純作業が苦手な人にはつらいかもしれません。正直私も単純作業が苦手な方で、作業によってはきつかったりしました。単純作業でも「考えながら行える」「スピードが求めれる」ものなどはつらくはなかったです。 - ずっと立ちっぱなし・上を向きっぱなし・座りっぱなし
作業中はずっと立ちっぱなしか・座りっぱなしという作業が多いです。また作業によってはずっと上を向いて作業しなくてはならないものもあり、首が痛くなることもあります。
以上のような農業バイトのつらい点を挙げましたが、個人的には「一人で黙々と作業できる」「外作業」という点が優って農業バイト自体がつらいなとは感じませんでした。

どんな人が働いてるの?
個人的には「普段会うことのないいろいろな人と会えること」がデイワークを利用する魅力の一つだと思います。私が一緒に働いた人たちは20代から70代まで幅広い年齢層の方たちでした。ほとんどの方が「農業体験をしたい」というよりは「副業やお小遣い稼ぎ」で来ているようでした。
私がデイワークであった方々はこんな感じです。
- 自転車で通う大学生
- 本業を持ちつつ副業としてデイワークを利用している20〜50代の方々
- 子供を学校に送り出してから参加する近所の30代や40代主婦
- 求職中にデイワークを利用している方
- 他の農家さんで働いていて、合間にデイワークを利用している方
- 早期退職、移住してデイワークを利用している50代の方
- 定年退職後家にいるのが嫌でデイワークを利用してアクティブに動いている70代女性
など
また直接会ったことはないのですが「デイワークを利用しながら各地を旅している」という方もいると一緒に働いた方から聞きました。本当に幅広い経歴を持った人たちがデイワークを利用しているようです。
デイワークのメリット・デメリット
ここではデイワークを利用して私が感じたメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
- 簡単に仕事を見つけることができる
簡単な登録だけで履歴書もなく仕事が見つけれれるのはデイワークの魅力でしょう。 - 1日だけ働くということもできる
働ける日だけ働くことができます。 - すぐに働くことができる
登録してすぐに働くことができます。 - 農業を体験できる・農業に関われる
普段農業に馴染みのない人にとっては農業はハードルが高いですが、デイワークを利用すれば農業を体験でき、さらには農業の裏側まで知ることができます。将来農業をやってみたい!という方には魅力的ではないでしょうか。 - 自然の中で働ける
場所によっては自然に囲まれた場所で働くことができとても気持ちがいいです。私は長野でデイワークを利用しているのですが、作業中ふと見上げると長野の山々が見渡せ清々しい気分になりました。 - 体を動かすことができる
普段体を動かすことのない人にとっては程よい運動の機会になります。 - わずらわしい人間関係がない
基本的に黙々と1人で行う作業が多いです。農業バイトに来る人はそういう作業が得意な人が多いようです。人ではなく作物と向かい合っているので、ストレスを感じません。仮に人間関係が悪くなることがあっても、「その日だけで、もう来ない」と思って別の農家さんで働くようにすればいいのです。 - いろんな人に出会える
前項でもお伝えしたようにいろんな人に会うことができいい刺激になります。
同じデイワークを利用する人で気が合わない人や「この人とはもう働きたくない」と思う人を「マイページ」>「他の求職者との相性」で設定できるようです。運営側を通し生産者が2人を同時に設立できなくなるようです。
デメリット
- 近くに仕事がない場合がある
場所によっては近所に仕事がない場合もあります。あっても枠数が少なくすぐに埋まってしまうということも。私は近くになかなか仕事がなかったので、1時間近くかけて農家さんへ車で通ったこともあります。もちろんガソリン代はもらえませんが、ドライブだと思って好きな音楽やラジオを聴いたりして通勤時間を楽しみました。 - 雨の日など突然仕事がなくなることがある
天候が悪く、前の日や当日に仕事が中止になることもあります。また働いていても雨が降ってきて「午前中で終わり」なんてことも、作業が進みすぎて「仕事がない」ということもあります。これは農業においては仕方がないことで、農家さんばかりを責めてはいられません。 - きつい仕事をすることもある
作業内容によってはきついなと感じるものがあります。募集内容をよく読んで、自分に合った仕事かどうかちゃんと確認しましょう。

まとめ
この記事ではこの記事では農業バイトアプリ「デイワーク」を使った仕事の1日の流れ、仕事内容やメリット・デメリットを紹介しました。
デイワークのいいところは「やる気と体力さえあれば始められる」ということです。気になるお仕事があったらぜひ行ってみましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
コメント