【田舎暮らし】半年間住んでみて感じた古民家に住むメリット・デメリット

古民家

古民家に住んでみたいけど、実際どうなの…?

田舎暮らしに興味があって、古民家に住んでみたい!という方もいると思います。でも実際住んでみたらどうなの?って思いますよね。

この記事では半年間古民家に住んでみた私が、古民家に住むメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。

こんな古民家に住んでいました

私が住んでいたのは長野県の里山にある古民家です。市街地から車で30分と便利な場所にありました。山あいの小さな集落の端っこにあり、家の前の道路をたまに車が通るくらいでとても静かな場所にあります。

家の前からはこんな景色を眺めることができました

私はこの古民家を買ったわけでも、借りたわけでもありません。シェアハウスとして利用していました。しかし住んでいたのは私のみで、半年間シェアメイトはいませんでした。

オーナーはこの古民家を買ってシェアハウスにしました。ところどころ改修はしているようですが、ほぼ昔のままのかたちが残されています。母屋の他に蔵や作業場などがあり、広々としています。ここにオーナー自身は住んでおらず、週に数回作業で訪れます。私は唯一の住人として「古民家ひとり暮らし」を満喫しました。

住居である母屋の1階には和室が3部屋あり、障子や襖で区切ることができます。私はこの部屋の一つを個室として利用していました。その他1階にはキッチンや共用の部屋、縁側、風呂、トイレ、2階には部屋が2つありました。ちなみにお風呂は薪風呂でした。増改築されて少し変わったつくりになっていましたが、典型的な農家の家という趣です。

古民家
私が半年住んだ古民家

ここからは住んでみて感じた古民家に住むメリット・デメリットをお伝えします。

古民家に住むメリット

メリット①広々と使える

家が広いので広々と使えます。ものの置き場に困りません。家も大きく敷地も広いため隣の家と距離があるので、音楽を流したり大声で歌っても気にせず過ごせました。

手前が共有スペースで奥が私の部屋(汚くてすみません…)

メリット②ゆったりとした時間が過ごせる

古民家に住んでいるとタイムスリップした気分になります。また私が住んでいた古民家からは山が見渡せて鳥のさえずりがよく聞こえとてものどかでした。なんだか自分が日本じゃないどこかにいる気分になりました。あまりにものんびりできるもんだから、なかなか作業が進まなかったのですが…。

縁側でPC作業してものんびりしすぎてはかどらない

メリット③夏は涼しい

窓が大きく風通りもいいため、涼しい風が吹き抜けます。木造建築で隙間も多いため、熱がこもりにくい構造になっています。ただし真夏の昼間、日のあたる部屋はさすがに暑かったですが、日の当たらない部屋は涼しかったです。クーラーはなくても夜は扇風機で十分でした。

古民家に住むデメリット

デメリット①掃除が大変

家が広いため掃除が大変でした。私は週に一度は自分の部屋と共有スペースに掃除機をかけて、床を雑巾掛けしていたのですが、30分ほどは時間がかかりました。少し気合を入れて掃除しようとすると半日はかかります。

デメリット②虫が多い

これは場所にもよると思いますが、周りが自然に囲まれているため虫が多いです。そして古民家は隙間が多いため家の中に普通に虫が入ってきます。別に害を加える虫でなければ特段気にしないのですが、夜に障子を這う音でさえ大きく聞こえて気がさわることが多々ありました。私も最初は気になって捕まえて外に逃したりしましたが、そのうち気にならなくなり(というか気にしても仕方ないと思うようになり)ました。しまいには虫と一緒に住んでいると思うようになりました。虫が苦手な人にはかなりつらいでしょう。

デメリット③冬が寒い

古民家は隙間が多く、断熱されていないので秋や冬の時期は寒いです。また家が広いため暖房で家全体を暖めることができず、部屋を締め切って暖めていました。部屋もキッチンも暖め…ということをすれば暖房代が馬鹿になりません。聞いた話によれば、古民家で冬は家の中にテントを張ってその中を暖めている人もいるようです。

冬は薪ストーブで部屋を暖める

まとめ

いかがだったでしょうか?この記事では実際に半年間住んでみて感じた古民家のメリット・デメリットをお伝えしました。

私は田舎暮らしに憧れ、古民家に住んでみたいと思ってました。しかし今自分が古民家を買うかと言ったら買いません。以上に上げたデメリットである「掃除が大変なこと」「冬が寒いこと」がネックである上に、今のところ独り身である私には古民家のような広々とした空間は持て余してしまいます。

また「古民家=安く買える」というイメージがありますが、安い古民家はそれだけ改修の必要がある場合が多く、時として新築を買うくらいの費用がかかる場合もあるようです。そんなことから私は今古民家への憧れはなく、タイニーハウスをセルフビルドすることの方に興味が沸いています。

とは言え何に重きを置くかは人それぞれ。参考にしていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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