【スペイン巡礼】カミーノってこんな感じ・1日の流れを紹介

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スペイン巡礼って毎日歩くだけなの?どんな1日を過ごしてるの?と疑問に思っている方もいるかもしれません。この記事では「カミーノの1日の流れ」を紹介したいと思います。

カミーノの概要や私の体験談は次の記事を読んでいただけますのでよかったら読んでみてください。

この記事の情報は2024年10月から11月の実体験に基づいてます。最新の情報はご自身でご確認ください。

1日の流れ

正直「1日の流れ」と言っても非常にシンプルです。基本的に「毎日歩くだけ」ですから(笑)。とは言ってもそんな1日がどんなものか見てみましょう。あくまで私の場合です。

起床(6:30)

私は6時半に起きることが多く、他の巡礼者も7時前後に起きているようでした。もちろんその日どれくらい歩くかによります。

ちなみに私がカミーノを歩いたのは10月下旬から11月にかけてです。なので夏に比べて日が短く、起きた時はまだ外は暗いということがありました。

私は他の巡礼者に比べ少し早く起きるほうだったので、部屋がまだ暗い中寝ている巡礼者を起こさないようにそっと準備していました。

朝食(7:00)

7時ごろにキッチン(があれば)か共用スペースで朝食を食べます。私は毎朝コーヒーを欠かさず飲んでいました(インスタントでしたが)。朝食はバゲットと果物(りんごかバナナ)というシンプルなものでした。

たまに巡礼者と一緒にカフェに朝食を食べに行くことがありました。朝食だけ食べておいてコーヒーだけカフェで飲むこともありました。

それぞれ朝食を食べる巡礼者たち

出発(7:30〜8:00)

私は7時半〜8時にはアルバルゲを出発していました。アルバルゲによっては「8時までにチェックアウト」しなくていけないところも結構ありました。もちろん出発の時間もその日歩く長さによって変わります。

朝日を眺めながら歩くのは気持ちいい

歩く(4、5時間〜8時間以上)

一人で黙々と歩いたり、他の巡礼者と話しながら歩いたりしてカミーノを歩いていきます。私が歩いた「フランス人の道」は目印がたくさんあり迷うことはあまりなかったのですが、たまにわかりにくい場所もありその時は地図アプリを見て確認してました。

1日20kmも歩かない日もあれば、30kmを超える日もありました。晴れる日もあれば、一日中雨の日もありました。雨の中ずっと歩くのは気持ちいものではありません。靴も濡れたり、体が冷えることもありました。でも毎日変わる景色はとても素晴らしいものでした。

カミーノにはわかりやすい目印がある

休憩

私は休憩はほとんどせず、してもすぐに出発していました。でもたまにカフェに寄ってエスプレッソを飲んだりしていました。小腹が空いたら買っておいたグラノーラかクッキーを食べていました。

カミーノの後半は仲良くなった巡礼者と一緒に歩くことになり、一人で歩く時よりも休憩の数も時間も増えました。最初は私は「さっさと歩いてベッドを確保しておきたい」と考えていましたが、次第に「ベッドがないことはほとんどないし、どうにかなる。それよりも今という時間を楽しもう」と思うようになり、バルで休憩してビールを飲んだり他の巡礼者と過ごす時間が長くなったりしました(ただし混み合うシーズンはベッド確保は気をつけたほうがいいと思います)。

休憩できるスペースはたくさんある

昼食

私は昼食も買っておいたバゲットや果物、グラノーラというシンプルなもので済ませることが多かったです。たまに他の巡礼者と一緒にカフェやレストランでごはんを一緒に食べたりしました。

ご当地グルメは見逃せない

アルバルゲに到着(13:00〜16:00)

一人で黙々と歩いていた時は13〜14時、時には昼前にはアルバルゲに着いていました。長く歩く日も15〜16時には着いていました。だいたい私が最初か2、3人目で、いいベッド(角の下段とか)を確保できていました。もちろん宿に着く時間はその日歩く長さによります。

アルバルゲによってはチェックイン時間が14時だったり15時だったりして待たなくてはいけないこともありました。チェックインの時にクレデンシャル(巡礼手帳)にスタンプを押してもらい、宿代を払います。シーツをもらってベッドを確保します。

アルバルゲのベッド

シャワー・洗濯・Wifi

私はアルバルゲに着いたらシャワーを浴びて、シャワーを浴びながらTシャツ・アンダーウェア・靴下をさっと洗っていました。アルバルゲに洗濯物干場があったりなかったりしました。無い場合はベッドサイドにかけていました。どれも速乾性のものだったので翌朝には乾いていました(天候によって靴下は湿っていることがあった)。時々他の巡礼者とシェアして洗濯機・乾燥機を使うこともありました。

雨の日靴が濡れていた時はアルバルゲによっては新聞紙をくれるところもあり、濡れた靴に新聞紙を丸めて入れて乾かしていました。

洗濯機は基本公設アルバルゲにはあるが利用するのにはお金がかかる

私はSIMカードを持っていなかったのでインターネットはアルバルゲのWifiが頼りでした。ほとんどのアルバルゲでWifiは使えますが、電波が弱かったり、登録に電話番号が必要だったりすることもあり数日ネット環境がないこともありました。私はWifiに繋いだ時に調べ物をしたりInstagramを更新していました。

ちなみに私はKindleを持っていて電子書籍をダウンロードしていたのですが、ほぼ読むことはありませんでした。ネットで翌日のルートを調べたり、SNSをいじったり、人と話したりしていて意外と忙しく読む時間はありませんでした。中には分厚いペーパーバックを持ち歩き、読んでいる巡礼者もいました。

買い物・街の散策・観光など

ここからは自由時間なので何をするかはその日によって異なります。私はスーパーに行って食材やビールを買ってアルバルゲでビールを飲みながら日記を書いたり、バルでビールを飲んだりしていました(結局はビールに行き着くのですが…)。ブルゴスやレオンといった大きな街では散歩したり大聖堂に行ったりしました。

レオンの大聖堂

夕食

夕食はその日によってひとりで自炊したり、誰かとシェア飯作ったり、外へ食べに行ったりしました。またアルバルゲで夕食が食べられる時はそれを利用しました。カミーノの最初は一人でご飯を食べることが多かったのですが、後半は仲良くなった巡礼者と一緒に食べていました。

夕食も楽しみ

就寝(21:00〜22:00)

私は21~22時には寝ていました。他の巡礼者も毎日歩いているので疲れていて遅くまで起きている人はあまりおらず、早く寝ている人に対しても理解があったのでストレスは少なかったです。

私は寝る時は耳栓を必ずしていました。誰かしらいびきをかく人がいました。いびきはどうしようもありません。私は歯軋りするようで、うるさいというよりは心配されました…。いずれにせよ耳栓はあったほうがいいですね。

まとめ

この記事では「カミーノの1日の流れ」を紹介しました。どうですか?イメージできましたか?(笑)

1日の流れと一口に言っても毎日違ったストーリーがありました。景色が変わり、人と過ごす時間も変わります。なので「毎日歩くだけ」と言っても飽きることはありませんでした。1日1日が充実したものでした。スペイン巡礼に少しでも興味ある方はぜひおすすめします。

参考にしていただけたらうれしいです!!

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